5.0
「集え!英雄豪傑たち」を鑑賞して来ました。
6月2日に「集え!英雄豪傑たち」を鑑賞して来ました。
天気も良く、青い海が綺麗に見える横須賀美術館はアジサイも見ごろでした。
天気も良く、清々しい気候のためか、レストランは流石に混んでいましたが、展覧会はさほど混雑してはいませんでした。江戸時代のヒーローたちを描いた木版画、神々の姿を描いた絵画、上杉景勝の甲冑、野口哲哉の作品等、120点もの作品が展示してありました。私の中で印象に残った作品は、鈴木松年の「神武天皇」、河鍋暁斎の「神武帝図」、大浦玉陽の「弟橘媛投身之図」です。この3つの作品はどれも激しく、素早い動きを感じる作品でした。3つ目の作品は横須賀美術館近くの走水神社に伝わる海神の怒りを鎮めようとオトタチバナヒメが海に身を投じる悲しい話ですが、オトタチバナヒメが入水する瞬間を髪の毛が逆立ちからもスピード感あふれ、水しぶきも激しく描写されています。
常設展も鑑賞し、金沢重治の「夏の山門」はお気に入りとなりました。聞くところによると、横須賀美術館の常設展の人気アンケートでも、ベスト5に入っているそうです。1.3m×1.3mの大きな油彩画ですが、暫し、足を留めて観ていました。空も海もスッキリした青々しさで、心落ち着く、気持ちの良い一日でした。皆さんも是非、横須賀美術館へ。