目黒区美術館30周年コレクション展
「ひろがる色と形」+特集展示「秋岡芳夫全集5 KAKの仕事」

目黒区美術館

  • 開催期間:2018年2月10日(土)~2018年3月18日(日)
  • クリップ数:3 件
  • 感想・評価:2 件
目黒区美術館30周年コレクション展「ひろがる色と形」+特集展示「秋岡芳夫全集5 KAKの仕事」 目黒区美術館-1
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岡田謙三 ≪銀≫ 1954-55年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵
猪熊弦一郎 ≪コンポジション≫ 1958年 油彩ほか・紙ボード 目黒区美術館蔵
©The MIMOCA Foundation
赤穴 宏 ≪作品(岳)≫ 1961年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵
菅井汲 ≪黒い手帖≫ 1963年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵
安原喜明 ≪五人の少女≫ 1962年 陶器 目黒区美術館蔵
KAK 三人衆 左から河 潤之介、秋岡芳夫、金子 至 1958年頃(KAK アルバムより)
KAK+千代田光学精工株式会社 カメラ ≪ミノルタ≫シリーズ 個人蔵
KAK+千代田光学精工株式会社 カメラ ≪ミノルタ V2≫ 1958年 個人蔵
KAK+ 学習研究社≪『科学』の付録≫ 個人蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

目黒区美術館は、2017(平成29)年11月に開館30周年を迎えました。

これまで目黒区美術館では、近現代美術に様々な角度から焦点を当て、多様な展覧会を構成するばかりでなく、近現代美術の流れとその特徴を理解するための体系的なコレクションをも形成してきました。

現在、登録作品数は、目黒区美術館の収集方針である「明治以降、海外で学んだ日本人作家」や「目黒ゆかりの作家」などの油彩を中心に、素描、版画、彫刻、工芸など約2300点を数えます。そして毎年、この多様な作品群を、新鮮なテーマを設けた所蔵作品展にて紹介しています。

今回は目黒区美術館のコレクションより、1950年代から60年代にかけて関心が高まった抽象表現を取り上げます。

丸、三角、四角…あるいは名状しがたい形状で表された作品。人や動物、風景といった、私たちが知る具体的なものから離れ、戦後、思い切って新たな表現を志向した作家たちがいました。

例えば、50年代に渡米し、自身の抽象表現をさらに推し進め、日本の伝統に通じる表現に発展させた岡田謙三や、《コンポジション》つまり構成というタイトルが示すように、画面上で色や形のバランスを探った猪熊弦一郎、抑制された色彩で情景や心情を描き出すかのような赤穴宏。

そして絵画ばかりではなく、この時代には、立体でも抽象表現が展開されました。「用途がある」という既存の工芸の概念を打ち破るべく、陶による自由な表現を模索した安原喜明や、生活の中に活かせる工芸を目指し、金属によってシンプルな造形を作りだした槻尾宗一。

本展では、表現方法や制作態度はそれぞれ異なるものの、具象に留まらず、抽象表現によって新たな地平を切り開こうとした作家たちの作品を紹介します。

そして、これら出品作の多くは、目黒界隈にアトリエや住まいを持つなど、目黒区美術館とゆかりの深い作家によるものです。

◆出品予定作家
【絵画】赤穴 宏、飯田善國、猪熊弦一郎、岡田謙三、桂 ゆき、古茂田守介、菅井 汲、津高和一
【立体】槻尾宗一、安原喜明ほか
計約40点展示


特集展示「秋岡芳夫全集5 KAKの仕事」
- 河 潤之介・金子 至とともに

秋岡芳夫(1920-1997)は、目黒区ゆかりの工業デザイナーです。

1950年代、戦後日本における工業デザインの黎明期に、河 潤之介、金子 至とともに、目黒区中町の自宅に<KAK(カック)> という名称のデザイン事務所を開設(1953年)、ラジオキャビネット、カメラ、照度計など、光学機器のデザインを得意とし、数々の名品を世に送り出しました。

この活気あふれる工業デザイナーグループは、急成長を遂げた日本の工業デザインの発展に大きく寄与していきます。

2011年に開催した「DOMA 秋岡芳夫展」以降、年度末に開催している特集展示「秋岡芳夫全集」の第5回目となる今回のテーマは、このKAK の仕事を取り上げます。3人すべてが代表取締役であるとし、それぞれの持ち味を活かして多くのすぐれた工業製品を作り出していきました。

3人は、生活と工業デザインのあるべき姿を常に考え、よく遊び、よく仕事をしながら、デザインに携わっていましたが、沢山のアルバムに残っているその様子は、今見ても新鮮です。

本展では、秋岡・河・金子によるKAK の仕事をフォーカスし、カメラ、露出計などの光学機器から学研科学の付録に至る仕事を展示します。さらに、三人三様のキャラクターにも光をあて、河 潤之介、金子 至のユニークな人となりも、KAK以外のプライベートな仕事を通して紹介していきます。

◆展示内容
KAKデザインのプロダクト及び資料
計約50点展示

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年2月10日(土)~2018年3月18日(日)
会場 目黒区美術館 Google Map
住所 東京都目黒区目黒2-4-36
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
※ただし、2月12日(月・休日)は開館
2月13日(火)は休館
観覧料 一般 600円(450円)
大高生・65歳以上 450円(350円)
小中生無料
  • ※障がいのある方は半額・その付添者1名は無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※目黒区美術館では、開館30周年を記念して区民割引を実施します。目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類の提示により団体料金になります(他の割引との併用はできません)
TEL03-3714-1201
URLhttp://mmat.jp/exhibition/archives/ex180210

目黒区美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

KAKに大興奮

ひろがる色と形は、抽象的な作品な為、何が良い悪いなど理解をすることは私には難しかったですが、作品一つ一つの色の表情にうっとりしました。「5人の少女」は実物を見て、自分なりに、あ!なるほど、と納得しました。個人的には「黒い手帳」が印象に残りました。

KAKの展示が面白く、とても長居をしてしまいました。私が生まれるずっと前に、こんなにもデザインが発展していて、デザイナーという職業が確立されていたという事に感動しました。昭和という時代に憧れを持つ平成生まれの私は、レトロな展示に目をキラキラさせて見入っていました。とても楽しかったです。勉強になりました。

4.0

KAK,写真展がすごい!!

いろとかたち、という抽象的なタイトルの展覧会のほうも、色彩の鮮やかさや造詣の面白さでワクワクと楽しんでみることができます。
「5人の少女」は、不思議とヒトに見えてくるのでおもしろく、特に気に入りました。
同時開催のKAKの写真もカメラやJISマークなどなど見たことのあるもののデザインがたくさん(そしてトランジスタやカメラとか、見たことのないものがたくさん!)。こちらもワクワクとおもちゃ箱を開けるみたいに楽しんできました。カメラマニアさん、お勧めの展覧会です(もちろんなつかしい雑貨や文具、本の付録などもあるので、レトロ雑貨好きな方にもおすすめ!!)

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出展作品・関連画像IMAGES

岡田謙三 ≪銀≫ 1954-55年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵

猪熊弦一郎 ≪コンポジション≫ 1958年 油彩ほか・紙ボード 目黒区美術館蔵
©The MIMOCA Foundation

赤穴 宏 ≪作品(岳)≫ 1961年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵

菅井汲 ≪黒い手帖≫ 1963年 油彩・キャンバス 目黒区美術館蔵

安原喜明 ≪五人の少女≫ 1962年 陶器 目黒区美術館蔵

KAK 三人衆 左から河 潤之介、秋岡芳夫、金子 至 1958年頃(KAK アルバムより)

KAK+千代田光学精工株式会社 カメラ ≪ミノルタ≫シリーズ 個人蔵

KAK+千代田光学精工株式会社 カメラ ≪ミノルタ V2≫ 1958年 個人蔵

KAK+ 学習研究社≪『科学』の付録≫ 個人蔵

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