5.0
笑いがたくさん
とても楽しい展覧会でした。歌川国芳さん目当てだったのですが、今回、国芳さん作品に限らず、どの作品も本当にイキイキしていて思わず笑みが出てしまうほど。大阪で活躍した方々の作品もたくさんあったし、笑いもたくさんで大阪ならではの展示!という感じで良かったです!!
グッズコーナーも充実していてどれもがかわいらしく私のお財布事情がよろしければあれもこれも欲しかったわーと後ろ髪引かれながらの退散でございました・・・
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太平の世が続いた江戸時代には、多くの戯画(ぎが)が描かれました。一口に戯画といっても多種多様なものがありますが、本展では「鳥羽絵」をキーワードに江戸時代の戯画をご紹介します。
鳥羽絵は、広く戯画や漫画を指す言葉として使われることもありますが、より限られた意味では、18世紀に大坂を中心に流行した軽妙な筆致の戯画を指します。
そこに描かれる人物は、目が小さく、鼻が低く、口が大きく、極端に手足が細長いという特徴を持ち、その名は国宝「鳥獣人物戯画」の筆者と伝えられてきた鳥羽僧正覚猷(とばそうじょうかくゆう)に由来するものとされます。
鳥羽絵は、18世紀の大坂で鳥羽絵本として出版され、その人気は近代にまで及びました。また、上方に留まらず、江戸の浮世絵などにも影響を与えています。
鳥羽絵を洗練させたとされる大坂の「耳鳥斎(にちょうさい)」はもちろん、鳥羽絵本の影響を受けたと考えられる江戸の「北斎(ほくさい)」や「国芳(くによし)」、そしてその流れをくむ「暁斎(きょうさい)」など、時代や地域により変化しながらも、笑いの感覚は脈々と受け継がれてきました。
本展では、そのような流れを追いつつ江戸時代の戯画のエッセンスをご覧いただきます。また、歌川国芳の「金魚づくしシリーズ」全9点がそろうのも見どころの一つです(前期のみ)。 笑いを文化として発展させてきた大阪の地で、多彩な笑いの世界を紹介します。(出品予定作品:約280件)
会期 |
2018年4月17日(火)〜2018年6月10日(日)
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会場 |
大阪市立美術館
![]() |
住所 | 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 |
時間 | 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※4月30日(月)、5月1日(火)は開館 ※災害などにより臨時で休館となる場合あり |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 高大生 1,000円(800円)
|
TEL | 06-4301-7285 (大阪市総合コールセンター) |
URL | http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/edonogiga |
5.0
とても楽しい展覧会でした。歌川国芳さん目当てだったのですが、今回、国芳さん作品に限らず、どの作品も本当にイキイキしていて思わず笑みが出てしまうほど。大阪で活躍した方々の作品もたくさんあったし、笑いもたくさんで大阪ならではの展示!という感じで良かったです!!
グッズコーナーも充実していてどれもがかわいらしく私のお財布事情がよろしければあれもこれも欲しかったわーと後ろ髪引かれながらの退散でございました・・・
5.0
展示替え前の5月13日まで世界初、歌川国芳の「金魚づくし」シリーズ
9作品が一挙に公開されるということで駆け込みで出かけてきました。
館内はやや混みあっており、作品に旧かな文字で書かれている文言を
読み解きたい方も多いのもあって、作品前には数珠つなぎに人が列を
なしている場所もあったが、空いている作品から見たり、少し待てば
間近で見ることができて大満足。歌川国芳の作品のみならず江戸時代の
戯画が多数展示されていて、昨今流行りの擬人化の元になったのかなぁと
江戸時代に生きた絵師たちの戯画を感慨深く鑑賞させてもらった。
巡回の予定はないようなので迷われている方はぜひ足をお運びください。
グッズコーナーでは金魚づくしシリーズのはがきをまとめて
購入すると割引があったり、なかなか実用的なグッズも
いろいろあったのでこちらもお見逃しなく
4.0
元々好きな日本の戯画の作品を沢山拝見できてとても楽しかったです。特に国芳の金魚たちは愛らしくて大好き♪お土産のグッズもたくさん買い込んでしまいました。現代の漫画に通じる洒落のきいた作品の数々は見ていて思わずぷっと噴き出してしまいます。それに今回の展示の成功はベルギーの美術館やたくさんの個人蔵の提供のご協力があってこそと感じました。余談ですが天王寺公園前がきれいに整備されてからこちらに伺ったのが初めてで環境ががらりと変わってとても良いと思いました。
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歌川国芳「金魚づくし 百ものがたり」 ベルギー王立美術歴史博物館蔵(前期のみ展示)
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