この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
今回の展示では、一階展示室にて開催中の企画展「森羅万象をまとう」にあわせ、そちらで展示しきれなかった木村雨山作品や雨山の弟子である水野博、そして同時代に活躍した談議所栄二や梶山伸の作品などを展示します。
なかでも木村雨山《友禅黒地吉祥文振袖》と《友禅赤地吉祥文振袖》は、それぞれ黒と赤を背景に、松や色とりどりの花々、瑞鳥で埋め尽くすように染め抜かれ、新春にふさわしい豪華絢爛な作品です。
その他の分野の展示でも、雨山と同時期に活躍した作家たちの作品をご覧いただきます。昭和30年に最初の重要無形文化財の認定(第1次:2月、第2次:5月)が行われ、雨山は重要無形文化財「友禅」保持者として認定されますが、期を同じくして認定された富本憲吉(色絵磁器)、石黒宗麿(鉄釉陶器)、松田権六(蒔絵)、前大峰(沈金)、上野為二(友禅)、初代魚住為楽(銅鑼)、堀柳女(衣裳人形)の作品を同時に展示します。
昭和29年の文化財保護法改正により、かたちのない「わざ」そのものの価値が、芸術的にも評価されるようになりました。第一回の認定に選ばれた彼らは、最初の人間国宝たちともいわれます。今につながる人間国宝たちの、ひとつの原点である彼らのわざを、ぜひ堪能していただきたいと思います
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年12月23日(土・祝)~2018年2月5日(月)
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会場 | 石川県立美術館 Google Map |
住所 | 石川県金沢市出羽町2-1 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 | 12月29日~1月4日 |
観覧料 | 一般 360円(290円) 大学生 290円(230円) 高校生以下無料 65歳以上 290円(290円)
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TEL | 076-231-7580 |
URL | http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/5036/ |
石川県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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