4.0
柔らかな光の世界
初めて青山義雄展を鑑賞し、こんなにも色彩豊かな作品と出逢え、心が満たされました。横須賀美術館のロケーションとも合っていて、日本の美術館とは思えないほど、美術館に差し込む光と、絵画の持つ光とが同調していて、本当に素敵でした。
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海軍に奉職する父の長男として生まれた青山義雄(1894-1996)は、8歳まで横須賀で育ちました。
早くから画家を志し、1921年に渡仏、直後にサロン・ドートンヌに入選を果たしました。肺病の療養のため訪れた南フランスでマティスに出会い、「この男は色彩を持っている」と高く評価されます。
その後も南仏を中心に画家として活動を続け、現代にも通じる叙情的な作風で注目される存在となりました。1930年には春陽会に作品を送って国内でも注目を集めます。1935年に帰国、国画会に特別陳列した滞欧作27点は、称賛をもって迎えられました。しかし、戦後は再び、第二の故郷と言うべき南フランス・カーニュにわたり、そこを拠点として、優れた風景画を描き続けました。
青山は1996年に102歳の長寿を全うしました。没後20年を経ても、きらめきを放ち続けるその航跡―画家の70年以上にわたる画歴をあらためて振り返る展覧会です。
会期 |
2018年2月10日(土)~2018年4月15日(日)
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会場 | 横須賀美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県横須賀市鴨居4-1 |
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 3月5日(月)、4月2日(月) |
観覧料 | 一般 900円(720円) 高大・65歳以上 700円(560円) 中学生以下無料
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TEL | 046-845-1211 |
URL | https://www.yokosuka-moa.jp/ |
4.0
初めて青山義雄展を鑑賞し、こんなにも色彩豊かな作品と出逢え、心が満たされました。横須賀美術館のロケーションとも合っていて、日本の美術館とは思えないほど、美術館に差し込む光と、絵画の持つ光とが同調していて、本当に素敵でした。
3.0
青山義雄らしさが良くわかる作品でした。
横須賀美術館という場所がら、周りを取り巻く雰囲気も素敵です。
お散歩がてらに行ってみるのもありだと思います。
4.0
作家の人生を辿るように作品が年代順に展示されているので、100年生きた感覚になりました。
学芸員の方によるギャラリートークの開催日に行きました。
誰の為に、また、何の為に書いたのだろうか?ということや、作品に込められたメッセージ等々のお話しがあり、聞く前と聞いた後では絵が少し違って見えました。
横須賀美術館を初めて訪問しましたが、目の前には海が広がり建物自体もゆったり造られていてとても素敵な空間でした。
館内の2階の通路に小窓が作られていて、そこから1階に展示されている絵を見ることが出来るようになっており、まるで自分の部屋から「庭園」を見ているような感覚になりました。
色の妙だけではなく、生き物全体の力を感じる絵画の数々に触れました。
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