この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本郷新記念札幌彫刻美術館の所蔵品の中から、ブロンズ・木・石などを素材とした本郷新の彫刻作品を展示し、目でみて、手でふれて鑑賞する展覧会。
同じブロンズでも、作品のモティーフによって異なる表現がされていることや、彫刻ならではの力強い存在感を、能動的に「ふれる」という体験を通して実感し、彫刻芸術に新たな魅力を見出してもらう機会となることを目的とします。
◆本郷 新 (ほんごうしん 1905-1980)
本郷新は、戦後日本の具象彫刻を牽引した札幌生まれの彫刻家です。東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)工芸図案科工芸彫刻部で彫刻を学ぶとともに、高村光太郎に師事。ロダン、ブールデルなど西洋近代彫刻の影響を受けながら、写実を基盤とした造形を探究します。
1939(昭和14)年には山内壮夫、柳原義達、佐藤忠良、舟越保武ら気鋭の若手とともに新制作派協会(現新制作協会)彫刻部を創設。戦争という困難な時代状況のなかで制作に励み、1942(昭和17)年には彫刻論集『彫刻の美』を著しました。
彫刻の社会性、公共性を重要視した本郷は、戦後、モニュメンタルな野外彫刻の制作にとりわけ熱意を傾けました。1960年代以降、公共空間のなかの芸術に対する社会的な意識の高まりに伴って、本郷の彫刻は日本各地に次々と設置されました。
ダイナミックで力強い生命感にあふれる本郷の人体像は、たえず社会に目を向け、平和を希求した彫刻家の情熱を映すものであり、観る者に時代を経ても色褪せることのない感動を与えてくれます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年12月16日(土)~2018年4月15日(日)
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会場 | 本郷新記念札幌彫刻美術館 Google Map |
住所 | 北海道札幌市中央区宮の森4条12丁目 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 12月29(金)~2018年1月3日(水) ※1月8日(月)、2月11日(月)は開館 1月9日(火)、2月12日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 300円(250円) 65歳以上 250円(200円) 高大生 200円(100円) 中学生以下無料
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TEL | 011-642-5709 |
URL | http://www.hongoshin-smos.jp/ |
本郷新記念札幌彫刻美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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