4.0
しっとりとうつくしい
墨絵の美しさを久しぶりに味わいました。
狩野派の素晴らしくゴウカな金尽くしも素晴らしいですが、対照的な水墨の世界もよかったです。
同時開催に百椿図も恒例でしたが、これもかわいらしく、楽しめました。
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狩野派は、室町時代に興った絵画の流派です。足利将軍の御用を勤め、織田信長と豊臣秀吉にも愛され、さらに徳川家康により幕府御用絵師に取り立てられました。
秩序を重んじる政権のもと、狩野派は江戸時代を通じて絵画の世界の頂点に立ち続けることになります。
狩野派の画壇制覇を支えたのは、過去の様々な絵画技術を統合したオールマイティな画風です。狩野派の基本は水墨ですが、中国人画家のスタイルにもとづく既存の様々な水墨画風を整理し、平明な「型」を作りだしました。
レパートリーの拡大を志してやまと絵の彩色法を取り入れ、さらに屏風における金の存在感を強化したのも狩野派です。
「墨と金」という言葉に象徴される、狩野派の絵画の革新的かつ豊穣な美を感じ取っていただける機会といたします。
◆特別催事
茶室で楽しむ椿の花芸 -「百椿図」に寄せて-
2018年2月2日(金)~4日(日)
庭園内の茶室「弘仁亭・無事庵」
花芸安達流・二代主宰 安達瞳子氏による様々な器物を花器に見立てた「百椿図」の再現を紹介。現代の感覚の椿のフラワーアレンジメントも。
会期 |
2018年1月10日(水)~2018年2月12日(月・振)
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---|---|
会場 | 根津美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区南青山6-5-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ただし2月12日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円 学生(高校生以上)800円
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TEL | 03-3400-2536 |
URL | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
4.0
墨絵の美しさを久しぶりに味わいました。
狩野派の素晴らしくゴウカな金尽くしも素晴らしいですが、対照的な水墨の世界もよかったです。
同時開催に百椿図も恒例でしたが、これもかわいらしく、楽しめました。
4.0
新春一発目ということで、根津美術館さんにおじゃましました。
狩野派の水墨画と金屏風は、同じものを何度観ても飽きませんし、そんなスタイルが確立されたことに改めて感心しました。
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