4.0
パワーに圧倒されます
メキシコの絵画って、どんなだろう??と全く知識ゼロ(チラシの情報のみ)で行ってきました。
熱い国の雰囲気とチラシから受ける印象だけで想像していたのですが、
前半の初期のディエゴ・リベラ作品は、西洋の絵画を学んでいただけあり、ごく普通の「印象派」だったりします。その後も「新印象派」や「キュビスム」「シュルレアリスム」と変遷をたどって、最後に行き着いたのが、自分の根底に根ざしていた民族観や宗教観、死生観といったものであったということがよくわかり、あの独特のタッチや色使いになった理由がわかりました。
そのときの国内の状況などの影響もあり、あの力強さが生まれてきたということで、そのパワーと意志の強さ、根底に根付いている芯の強さ見たいなものを感じます。
めったに見られないジャンルだからこそ、いろいろ感じることもたくさんありました。オススメです。