この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
江戸時代の日本では、千を超える大名庭園がひしめく、世界でも類稀なる"庭園都市"江戸が誕生しました。
大名や文人をはじめとする江戸時代の人々にとって、庭園は社交や儀礼の場、そして日常のなかで名所や憧れの地へと想いを馳せることのできる、現実の理想郷ともいうべき場所でした。
庭園の美しさを絵にとどめたい、あるいは普段眼にすることができない名園を絵で見たいという人々のもとめによって、江戸時代には数多くの〈庭園画〉が描かれました。
一方、古来数々の名園が造られてきた関西においても、江戸時代には、社寺や文人の居宅の庭園、そして中国の憧れの庭園を描く作品が制作されました。
江戸時代の人々を熱狂させた庭園プームのもと、庭園が描かれた絵のなかには、傑作と称すべき作品も少なくありません。江戸絵画史を動かすような名品も生んだ〈庭園画〉は、大名や文人たちに愛され、そして江戸時代を代表する画家たちによって描かれたのです。
本展は、江戸絵画において重要なジャンルを形成した〈庭園画〉の成立と展開を、江戸時代初期から幕末に至る絵画作品によってとらえようとする初めての展覧会です。本展では、関東と関西における庭園画の流れをご紹介し、江戸時代の庭園画の歴史を概観します。
また、実景を描いた絵画と庭園画の関係に注目することで、江戸絵画史の展開のなかで庭園画をとらえ、庭園画のひろがりと魅力をご堪能いただきます。
知られざる江戸絵画のジャンル・庭園画の美しき世界を、そして、庭園画を通じて江戸絵画の風景表現の豊穣なる世界を、どうぞお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年10月21日(土)~2017年12月10日(日)
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会場 | 静岡県立美術館 Google Map |
住所 | 静岡県静岡市駿河区谷田53-2 |
時間 | 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝日の場合は、翌日・火曜日休館 |
観覧料 | 一般 800円(600円) 70歳以上 400円(300円) 大学生以下 無料
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TEL | 054-263-5755 |
URL | http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/31 |
静岡県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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