4.0
情景が伝わってきます
写真ニガテでしたが、生き生きとした対象とともに撮影者の「ありのままに映す」のきもちが痛いほど伝わってくる。そんな展覧会でした。
戦争の悲惨な写真も多いのですが、現実のあるがままの姿、というのはこういうことなんだと感じました。
後半の有名人や俳優の写真も「人」としての一面が現れていてステキです。
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フジフイルム スクエアは、今年3月30日に迎えた開館10周年を機に、「写真の過去・現在・未来」を発信するため12展の開館記念写真展を開催しています。その1つとして、写真が持つ記録性と芸術性で世界中に大きな影響を与えてきた世界的写真家集団の創設期を伝える写真展を開催します。
マグナム・フォトとは、1947年、ロバート・キャパが発案し、仲間のアンリ・カルティエ=ブレッソンたちと結成した写真家のグループです。
第二次世界大戦中、報道写真家として活躍していた彼らは、独自の視点で世界を見直すことを目的にマグナムを創設しました。折しも世の中は、大戦からの復興と、人権という新しい価値観の共有に向け大きく動き始めていました。
記録することを重視し、フォトジャーナリズムの礎を築いたキャパと、瞬間を切りとることにより写真の芸術性を高めたアンリ・カルティエ=ブレッソン。マグナムの誕生は、写真に備わる「記録」と「芸術」の二面性をひとつの組織の中で融合し、ドキュメンタリー写真の地位を揺るぎないものに確立した瞬間でもありました。
記録と芸術としての写真の力を通じてヒューマニズムに訴えるという、設立当初からのマグナムのスピリット。創設期の写真家たちによる名作を集めた本展は、改めて今の時代を考えるきっかけとなることでしょう。
◆ 本展キュレーターによる記念講演会
2017年10月9日(月・祝) 13:30-15:00(予定)
◆フジフイルムスクエアコンシェルジュによる「初めてでもよくわかるマグナム・フォト」
会期中毎日開催(14:00-/17:00-)
※各回約30分参加無料/事前申し込み不要
| 会期 |
2017年10月6日(金)~2017年10月25日(水)
|
|---|---|
| 会場 |
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
|
| 住所 | 東京都港区赤坂9-7-3 |
| 時間 | 10:00~19:00 (最終入場時間 18:50) |
| 休館日 |
会期中無休 |
| 観覧料 | 入場無料 |
| TEL | 03-6271-3350 |
| URL | http://fujifilmsquare.jp/detail/1710060123.html |
4.0
写真ニガテでしたが、生き生きとした対象とともに撮影者の「ありのままに映す」のきもちが痛いほど伝わってくる。そんな展覧会でした。
戦争の悲惨な写真も多いのですが、現実のあるがままの姿、というのはこういうことなんだと感じました。
後半の有名人や俳優の写真も「人」としての一面が現れていてステキです。
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