この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
中学3年の時に出会った土門拳『古寺巡礼』の力強さに圧倒された三好和義は「土門さんのような“仕事”をしたい。国宝が撮れる写真家になりたい」との想いから高校時代に何度か室生寺に撮影に行ったという。
写真家・三好和義の原点ともいえる室生寺を新たな撮り下ろし作品も交えて展示します。自然と祈りの空間に“楽園”を見つけてください。
◆ 三好和義・ギャラリートーク&サイン会
9月3日(日)、9月9日(土)、9月10日(日)
各日の午後1時~と午後3時~
◆ 三好和義「室生寺への思い」
写真を始めた中学生の頃、夢中で写真を撮っていました。当時、徳島から関西へは夜行船が就航しており一人でその船に乗り奈良に来て、室生寺を撮影しました。時間を忘れて撮影しバスに乗り遅れ、室生の山で野宿したこともありました。いつかは、プロとして室生寺を撮影できるような写真家になろうと誓ったのです。それから何十年と経ち、夢が叶いました。写真集を作り写真展を開催。奈良をこよなく愛した入江先生ゆかりのこの写真美術館で写真展をするという夢も、この「室生寺」の写真展で叶いました。昔、東京の写真展会場で、入江先生に写真を見ていただいたことを思い出します。今日まで写真を続けてきたことに幸福を感じています。
◆ 三好和義(みよしかずよし) プロフィール
1958年、徳島市生まれ。中学生の頃から土門拳に憧れ、写真家を志す。高校時代に沖縄作品で二科展入選するなど活躍し、大学時代は広告写真や雑誌「BRUTUS」などで活動。1986年、初めての写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛写真賞受賞。「楽園」を求めてタヒチ、モルディブなど南の島々をはじめ世界各地を巡り、近年は日本の世界遺産、京都御所、桂離宮、仏像、陶磁器、富士山、伊勢神宮など日本の伝統文化や日本人の精神性をテーマに撮影を続けている。2014年、仙台市博物館で開催された「東日本大震災復興祈念特別展-奈良・国宝 室生寺の仏たち」のために室生寺の仏像を撮り下ろす。2015年、銀座・和光ホール「土門拳に捧ぐ-三好和義写真展 室生寺」を開催。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年9月1日(金)~2017年10月9日(月・祝)
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会場 | 入江泰吉記念奈良市写真美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市高畑町600-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 但し、9月18日(月)と10月9日(月)は開館 翌9月19日(火)と10月10日(火)は休館。 |
観覧料 | 一般 500円 高校・大学生 200円 小・中学生 100円
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TEL | 0742-22-9811 |
URL | https://naracmp.jp/ |
入江泰吉記念奈良市写真美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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