この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
奈良・大和路は、仏教文化の礎が築かれた地であり、幾多の動乱や戦火をくぐり抜けた千年来のみほとけが鎮座しています。
そして当時の文化と先人たちの思いを今に伝えてくれているばかりか、私たちに心の安らぎをもたらしてくれています。
写真家・入江泰吉は奈良の風景と並んで仏像も精力的に撮影してきました。戦災に遭った体験から「心の拠り所」と接する一方で、みほとけの内に秘めた精神性を表現すべく苦心してきました。
今回は、入江の仏像撮影のなかでとらえた写真群(64点)を紹介します。
◆ 入江泰吉(いりえたいきち)プロフィール
1905(明治38)年11月5日、奈良市に生まれる。1931(昭和6)年、大阪に写真店「光藝社」を開き、文楽の写真家として活躍。1945(昭和20)年3月の大阪大空襲で自宅と店舗を焼失、奈良へ引き揚げる。同年 11月17日、疎開先から戻る東大寺法華堂の仏像を目撃、アメリカに接収されるとの噂を聞き、写真に記録することを決意。以来、奈良・大和路の仏像、風景、伝統行事の撮影に専念。晩年には「万葉の花」を手がけるなど約半世紀にわたって撮り続けた。1992(平成4)年1月16日、86歳で逝去。同年4月、入江泰吉の全作品を収蔵した奈良市写真美術館が開館。2015(平成27)年3月、戦後から亡くなるまで暮らした住居を「入江泰吉旧居」として一般公開。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年9月1日(金)~2017年12月24日(日)
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会場 | 入江泰吉記念奈良市写真美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市高畑町600-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 但し、9月18日(月)と10月9日(月)は開館、翌日休館 12月5日(火)~8日(金)は展示替えのため休館 |
観覧料 | 一般 500円 高校・大学生 200円 小・中学生 100円
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TEL | 0742-22-9811 |
URL | https://naracmp.jp/ |
入江泰吉記念奈良市写真美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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