この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
終戦まもない1948年、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主人公のモチーフとなった大橋鎭子(おおはし・しずこ)とともに、生活家庭雑誌『美しい暮しの手帖』(のちの『暮しの手帖』)を創刊した花森安治(1911-1978)。
「衣・食・住」を基本にすえた同誌では、もののない時代には、工夫とアイデアによる豊かな暮しを提案、電化製品が普及した高度成長期には「日用品の商品テスト」を実施しました。さらに、食品添加物や公害問題が叫ばれた70年代には、社会の矛盾を鋭くえぐる批評を誌面で展開し、ペンで権力に挑みました。30年間にわたり一切広告を入れず、発行100万部に迫るまでに成長した『暮しの手帖』を率いて、表紙画やカット、誌面レイアウト、広告デザインなど、取材や執筆はもとより、雑誌の制作から宣伝まで、すべてを手がけたのが編集長・花森安治でした。
本展では、表紙原画をはじめとする約740点の作品・資料を展示し、戦後日本の出版文化に計り知れない影響を与えた『暮しの手帖』が庶民に向けて発信したメッセージに改めて耳を傾けます。
また戦時中の大政翼賛会での仕事にも着目しつつ、花森が全身全霊をかけて打ち込んだ出版活動を、ひとつの雑誌を超えた「運動」として捉え、その多彩な仕事をご紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年9月2日(土)~2017年10月15日(日)
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会場 | 岩手県立美術館 Google Map |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※9月18日(月)、10月9日(月)は開館、9月19日(火)、10月10日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 1,000円(900円) 高校生・学生 600円(500円) 小学生・中学生 400円(300円)
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TEL | 019-658-1711 |
URL | https://www.ima.or.jp/ |
岩手県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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