この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
戦後、急成長を遂げてきた日本の産業・科学技術。自動車や家電製品は、当時の人々に新しい技術として受け入れられ、広く普及しました。その後の約70年間でそれらは進歩し、現代ではコンピューターを利用した“最先端の科学技術”による様々な製品が身の回りに当然のように存在しています。科学の進歩に合わせ、私たちの生活も気付かないうちに変容してきました。それに伴い、美的感性もまた多様化しているのではないでしょうか。
このたび注目するのは、“科学技術の発展によって新たに生まれる芸術表現”であり、それらと共に成長する未来です。20世紀初頭から戦後の前衛の時代には、科学技術が実験的な試みとして芸術作品の中に登場しました。そして現代においては、コンセプチュアルな面から空想や理念を具現化するために最新テクノロジーが駆使されています。
メディア・アートでもその進化を見てとることができます。ナム・ジュン・パイク(1932-2006)が開拓したビデオ・アートは、美術に「映像」という分野を生みだしました。以後、コンピューターグラフィックスの進化やパソコンの普及に伴い、かつて専門分野であったそれらはより身近なものとなりました。
近年、美術館や博物館での展覧会においても映像をはじめとする様々なメディアの導入がなされています。また、インタラクティブな要素を持つ作品の展示は、新感覚のアートとして常に話題を集めています。
今回の展示では、多様化する“現代美術”の新たな可能性を指し示すひとつの動向として、科学の発展を味方に付けたスタイルの展開を追い、芸術家が切り開こうとしている領域を紹介していきます。
■展示作家
マルセル・デュシャン、ジョー・ジョーンズ、田中敦子、松田豐、鬼頭健吾、土佐尚子、四谷シモン、荒木博志、河口洋一郎、ナム・ジュン・パイク、Seiei Jack、ヤン・ヨンリァン、西島治樹、daisy
■ゲストキュレーター
伊東順二
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2017年4月29日(土・祝)~2017年9月18日(月・祝) |
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会場 | 軽井沢ニューアートミュージアム Google Map |
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
火曜日 8月は無休 |
観覧料 | 一般 2,000円 高大生 1,000円 小中生 500円 ※20名様以上の団体で来館は観覧料の200円引き ※未就学児は無料 ※障がい者無料(付き添いの方1名は半額)
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TEL | 0267-46-8691 |
URL | http://knam.jp/upcoming_exhibitions/ |
軽井沢ニューアートミュージアムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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