4.0
違った魅力の東海道です
広重とはまたちょっと違った視点で書かれた東海道なので、面白く見てきました。
風景画(画集)という感じの広重ではなくて、旅の日記帳みたいなおもしろさと身近な感じがよかったです。
小さい作品が多いので混みだすと見づらいかも・・・。
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「東海道五十三次」といえば、歌川広重が有名です。しかし!広重からさかのぼること約30年。北斎も「東海道五十三次」シリーズを手掛けているのです。その数は、当時の絵師の中では群を抜いており、その人気のほどをうかがい知ることができます。
広重の「東海道五十三次」は風景を描いたものが多いですが、北斎はその土地の風俗を描いたものが多く、小さくて、手にとってじっくり眺めたくなるようなかわいらしいものばかりです。
行楽シーズン、北斎とともに「東海道五十三次」の旅におでかけ下さい。
<展示構成>
■1章 旅立ちの前に
菱川師宣「東海道分間絵図」(国立歴史民俗博物館蔵)、十返舎一九『東海道中膝栗毛』(東京大学総合図書館蔵)など、江戸の様々な浮世絵や文学作品を通して<東海道>が江戸の庶民に親しまれるようになったきっかけをご紹介します。
■2章 北斎の名品 東海道シリーズ
すみだ北斎美術館所蔵の、北斎の東海道シリーズを展示します。他では所蔵を知られていない「春興五十三駄之内」の初摺の揃いは、特に必見です。
■3章 北斎と旅する東海道
旅のグルメや名所、パワースポットなど、北斎がいろいろな切り口から描き出した<東海道五十三次>を、シリーズや宿駅にとらわれず、テーマ毎に分けて展示します。
■4章 北斎と羽ばたく東海道
これまでの人物中心の東海道シリーズとは一転、北斎は、鳥の目線で江戸から京までの東海道の道のりを一図におさめた、とんでもない作品を作り出します。高いビルや飛行機などもなかったこの時代に描かれた、圧巻の鳥瞰図をご覧ください。
■5章 その先の東海道
北斎の描いた東海道は、後の世までその形を変えて再び出版されており、現在知られている以上に、<北斎の東海道>が永く親しまれていたことが窺い知れます。北斎の弟子が描いた東海道の作品や、北斎の画風が影響を与えた作品を展示し、北斎の描いたその後をお楽しみいただきます。
会期 |
2017年4月18日(火)~2017年6月11日(日)
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会場 |
すみだ北斎美術館
![]() |
住所 | 東京都墨田区亀沢2-7-2 |
時間 | 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高校生・大学生 700円(560円) 65歳以上 700円(560円) 中学生 300円(240円) 障がい者 300円(240円)
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TEL | 03-6658-8936 |
URL | https://hokusai-museum.jp/ |
4.0
広重とはまたちょっと違った視点で書かれた東海道なので、面白く見てきました。
風景画(画集)という感じの広重ではなくて、旅の日記帳みたいなおもしろさと身近な感じがよかったです。
小さい作品が多いので混みだすと見づらいかも・・・。
5.0
北斎のシリーズもの、それも東海道五十三次。
広重と違い、ユーモアてんこ盛り。
しかも、東海道だけで別バージョンがわんさか。
さすがの画狂人です。
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「春興五十三駄之内 日本橋」(前期展示)
「東海道名所一覧」(前期展示:当館所蔵)※後期には国立歴史民俗博物館所蔵作品を展示
「東海道五十三次絵尽 土山」(前期展示)
「東海道五十三次江都の往かい 袋井」(後期展示)
「東海道五十三次 絵本駅路鈴 奥津」(後期展示)