3.0
心静まる時間
平日の昼間に時間が出来たので、出掛けてみると多くの人達が訪れていた。美術的に優れた仏像、仏具など眺めていると、その時代を思い浮かべ現実を忘れさせてくれる感覚になるのが不思議だ。
途中『私語を慎むよう』と会場アナウンスがあったが、あまり気にならなかった。
鑑賞している年代層も様々で幅広い世代が関心を寄せているのだと感じた。
良い時間であった。
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西大寺は、奈良時代の後期に、女帝孝謙上皇(後に称徳天皇)によって発願され、平城京の東大寺に相対する位置に建立された西の大寺です。平安時代には疲弊しますが、鎌倉時代の中頃に叡尊(えいそん)【興正菩薩(こうしょうぼさつ)】という高僧が、密教と戒律を柱とする宗教活動さらには社会事業を広く展開して、その一門は大きく発展しました。本展覧会は、西大寺創建1250年を記念する展覧会です。
この展覧会の見どころは、第一に奈良の地に継承された仏師、絵仏師、金工の工人達の高い技術が存分に発揮された名品が多数展示されることです。第二には、肖像、仏像の体内に叡尊の宗教理念に結びつく品々が多数納入されていて、像を真の仏として造っていることが分かります。そして第三には、それらの像が、叡尊に帰依した多くの人の文字通り力を合わせる「合力」によって造立されていることが、知られるのです。
すなわち、美術的に優れた仏像、肖像、仏画、舎利塔や密教法具などの名品を鑑賞するとともに、仏教美術の奥深さに引き込まれる展覧会ということができましょう。
会期 |
2017年4月15日(土)~2017年6月11日(日)
|
---|---|
会場 |
三井記念美術館
![]() |
住所 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 ※但し、5月1日は開館 |
観覧料 | 一般1,300円(1,100円) 大学・高校生800円(700円) 中学生以下無料
|
TEL | 050–5541–8600(ハローダイヤル) |
URL | http://saidaiji.exhn.jp/ |
3.0
平日の昼間に時間が出来たので、出掛けてみると多くの人達が訪れていた。美術的に優れた仏像、仏具など眺めていると、その時代を思い浮かべ現実を忘れさせてくれる感覚になるのが不思議だ。
途中『私語を慎むよう』と会場アナウンスがあったが、あまり気にならなかった。
鑑賞している年代層も様々で幅広い世代が関心を寄せているのだと感じた。
良い時間であった。
5.0
展示室入ってすぐは仏具の紹介からなので、それぞれの道具のことがよくわかり、後半の仏像たちが持っているものの意味がわかって楽しく見れます。
木彫りなのに、こんなに美しく残っていること、精悍な顔立ちや優しい顔立ちなど、それぞれに美しかったです。
後期の吉祥天も見に行くつもりです。
4.0
御開帳に合わせて、愛染様にお会いしたかったのですが
何故かいつも予定が合わずに今回が初のおめもじでした。
展示室に入った途端、遠目から見てもその存在感に
魅かれました。そしてやっとお側での対面。
思っていたより小ぶりですがキリリとしたお姿に
背筋がピンと伸びました。
そして、西大寺に伺う楽しみの一つでもある「渡海文殊様」
快慶さんの文殊様の次に西大寺さんと黒谷さんの文殊様が好きです。。
でも、善財童子さんは西大寺さんが一番キュートかな。
そして今回印象に残ったのは舎利容器や舎利厨子がずいぶんと
沢山あったなと。扉にお不動様と愛染様が描かれた
舎利塔厨子が一番、記憶に残ってます。
また、 お像と一緒に像内納入品を画像で展示されているのも
とても興味深かったです。
愛染様がおかえりになる5/15までにもう一度行きたいけど
いけるかな?浄瑠璃寺の吉祥天様がいらっしゃる6/6からも
行きたいけど、図録を見ていたら大阪のみの展示の仏様にも
お会いしたいので、あべのハルカスに行こうかとも思案中。
重文・国宝クラスの仏さまや、仏像以外の展示も豊富で
また足を運びたくなる展覧会でした。
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神奈川・称名寺金沢文庫保管