この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、日本近代洋画史を語る上で欠かすことのできない二つの美術団体「1930年協会」の結成から「独立美術協会」の草創へと至る軌跡に焦点を当てるものです。
1920年代、多くの若手画家が本場で西洋の芸術を学ぶために欧州へと旅立ちました。「1930年協会」は、同時期にパリに留学していた前田寛治、里見勝蔵、木下孝則、佐伯祐三、小島善太郎により、滞欧以後の作品発表の場として1926年に結成されました。その後、パリから戻った仲間が次々と会員に加わり、一般の作品も公募するようになると、組織は急速に拡大します。そして、画壇の中心的な存在であった帝展や二科展に対する当代の新勢力として注目を集め、洋画界に大きな影響を与えました。
しかし、佐伯の客死や里見の脱会、木下の渡欧により主要メンバーを欠き弱体化し始め、1930(昭和5)年の第5回記念展の後、前田が不帰の人になったことにより足並みが乱れます。そうしたなか、同年11月に同協会を発展させたかたちで、里見勝蔵、児島善三郎、林重義、林武、川口軌外、小島善太郎、中山巍、鈴木亜夫、鈴木保徳、三岸好太郎、高畠達四郎、伊藤廉、福沢一郎、清水登之により、「既存の団体からの絶縁」、「新時代の美術の確立」の宣言のもと「独立美術協会」が創立され、画壇を牽引していきます。
本展では、昭和の洋画界に旋風を起こしたこれら二つの美術団体の活動に改めて注目し、一時代を築いた寵児たちの作品を一堂に集めてご紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年4月8日(土)~2017年5月28日(日)
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会場 | 北海道立函館美術館 Google Map |
住所 | 北海道函館市五稜郭町37-6 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝日の場合は開館 ※祝日開館に伴う振替日 ※年末年始及び展示替期間,その他 |
観覧料 | 一般 920円(720円) 高大生 610円(410円) 小中生 300円(200円)
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TEL | 0138-56-6311 |
URL | https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj/ |
北海道立函館美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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