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学生時代から急逝前夜まで 作品と交流から画業の全貌と人となりにもせまる展覧会
小村雪岱。「昭和の春信」と称された画家。日本画作品よりも、挿絵や装幀、更には舞台美術、また文字デザインなどで、大きく活躍しました。それらを通して、雪岱の美意識が、あの時代の人々の中へ、普通の絵画作品よりも、ぐんぐんと流し込んで行ったのではないかと思われます。雪岱の名は知らなくても、その美しい作品はみながよく知っていたのでは、と思われます。 私は、今は無きニューオータニ美術館で2012年秋「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」を見ました。装幀本を中心にした展覧会でした。恥ずかしながら私は、雪岱をそれまでほとんど知らなかったので、結構衝撃でした。極細の美しく繊細な線。能面のように無表情なのに何故かその内面の思いも感じさせてしまう不思議な女性像。モノ言う余白。敢えて描かない美。詩情あふれる情景描写。デザイン化された風景。遠近法表現のない建物や部屋なのに何故かかえって立体的に見えて来る‥。刺さりました。その後の埼玉県立近代美術館や佐野美術館や資生堂アートハウスへは残念ながらみな遠くて行かれず、5年前2021年の春、三井記念美術館「小村雪岱スタイル-江戸の粋から東京モダンへ」で久々、本格的展覧会… Read More





