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ルーシー・リー展
―東西をつなぐ優美のうつわ―

東京都庭園美術館

  • 開催期間:2026年7月4日(土)~2026年9月13日(日)
  • クリップ数:81 件
  • 感想・評価:2 件
ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― 東京都庭園美術館-1
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ルーシー・リー《青釉鉢》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)撮影:品野塁
ルーシー・リー《コーヒー・セット》1960年頃 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティフォト
ルーシー・リー《ボタン》(一部)1940-50年代 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム蔵
ルーシー・リー《白釉鎬文花瓶》1976年頃 国立工芸館蔵 撮影:品野塁
ルーシー・リー《マンガン釉線文碗》1970年頃 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
ルーシー・リー《鉢》1926年頃 個人蔵 撮影:野村知也
ルーシー・リー《練り込み花器》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)撮影:品野塁
ルーシー・リー《ピンク象嵌小鉢》1975-79年頃 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
ルーシー・リー《ブロンズ釉花器》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)撮影:品野塁
上野リチ・リックス(装飾)/ヨーゼフ・ホフマン(形)《リキュールグラス》1929年[1917年(形)/1929年(装飾)]京都国立近代美術館蔵
ハンス・コパー《キクラデス・フォーム》1972年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― 東京都庭園美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

20世紀を代表するイギリスの陶芸家、ルーシー・リー(1902-1995)。オーストリアのウィーンで生まれたルーシー・リーは、ウィーン工芸美術学校で轆轤(ろくろ)を用いた制作に魅了され、陶芸の道へと進みました。作家としての地位を確立しながらも、1938年に戦争で亡命を余儀なくされると、作陶の場をイギリスのロンドンへ移します。ろくろから生み出される優雅なフォルム、象嵌や掻き落とし技法による独創的な文様、そして釉薬によって生み出される豊かな色彩など、彼女の作品がもつ繊細さと凛とした佇まいは、多くの人々を魅了し続けています。

国内では約10年ぶりの回顧展となる本展では、ウィーンで出会ったヨーゼフ・ホフマンや、ロンドン時代に知り合ったバーナード・リーチ、ハンス・コパーなど、リーと交流のあった作家たちの作品をあわせて展示し、日本を中心とした東洋のやきものとの関係性も見直します。制作初期から円熟期まで、リーが出会った場所、もの、人、時代背景を交えながら作品を紐解くことで、その造形の源泉や作品に表された信念に迫る展覧会です。

【FEATURE|内覧会レポート】
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開催概要EVENT DETAILS

会期 2026年7月4日(土)~2026年9月13日(日)
会場 東京都庭園美術館 Google Map
住所 東京都港区白金台5-21-9
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • 8月7日、14日、21日、28日(金)は夜間特別開館のため21:00まで開館
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
※ただし7月20日(月)は開館、7月21日(火)は休館
観覧料 本展は日時指定予約制です
一般 1,400円(1,120円)
大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円(890円)
高校生・65歳以上 700円(560円)
  • ※( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
    ※中学生以下は無料(予約不要)
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持参の方とその介護者2名は無料(予約不要)
    ※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
    ※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料(予約不要)
    ※7月29日(水)・8月5日(水)は、フラットデー開催のため通常よりも入場者数を制限
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/lucie-rie/

東京都庭園美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ― 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

民藝との縁も深い

11年ぶりのルーシー・リー。特に陶芸に興味があるわけではないのですが、2015年に千葉市美術館で見た青や黄の釉薬の鉢が印象深くて、また見に行きました。今回の展示は、リーと関係があった作家の作品をはさみながら、ほぼ年代順に並んでいるようです。庭園美術館らしく、前半は旧朝香宮邸に併せてゆったりと展示して、ホワイトキューブになっている新館でわりと圧縮して見せていました。 11年前に見た展示は、ほぼリーの作品だけだったのですが、今回はバーナード・リーチ、ハンス・コパー、濱田庄司などの作品もあって、まあ、それはそれで楽しめる。むしろ、比較することでリー作品のシンプルな形や澄んだ色が際立つ感じもする。個人的には2010年の国立新美術館での展示で見たリーによる釉薬の研究が興味深かったのですが、その辺の研究成果の進展は分からなかった。 気になったのは民藝との関係。バーナード・リーチとの関係からか、濱田庄司と柳宗悦と知り合っていたりする。まあ、リーの作品を見る限り表だった影響があったとは思えないが、興味深いところ。あと、1989年に草月会館で開催されたリーの初の日本での個展も、きっかけは三宅一生というあたりも気になる。… Read More

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4.0

夏のガーデンの花を見るような

流麗、可憐にして、しなやかな強さもにじむ。 底が極端に小さかったり、胴部が極端に細かったり、と構造的には不安定な形状が、かえって生命力の宿りの活力に感じます。形や色、質感は、お花のよう。アサガオ、ツリガネソウ、フレンチラベンダー、と。野に咲く花というよりは、初夏のイングリッシュガーデンをにぎわす花たちを連想します。 初期作品の展示は少ないので憶測ですが、自己顕示が匂う装飾的な造形だったのでしょう。バーナード・リーチへの傾倒と乖離を経て、ルーシー自らが進化する誘因になったと想像します。でも、私には、民藝の唱える「用の美」とは、そもそも隔りがあると感じます。一級品の「鑑賞の美」としての価値・存在感こそ、ろくろ作業で丹精に作られるルーシー作品の魅力。これは、美しい本館旧朝香宮邸の各部屋にゆったりと置かれた作品を見て、強く実感しました。 本館で建築との調和を愉しんだあと、新館にて、作品を数多く鑑賞する構成です。リーチや民藝との関わり、ハンス・コパーとの協働も含めて。コパーは初見、カッコいい。セザンヌ、キュビズム、ヘンリームーアを彷彿と。でも、今日の主役は、もちろんルーシー。 終始うっとり、見入り… Read More

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出展作品・関連画像IMAGES

ルーシー・リー《青釉鉢》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)撮影:品野塁

ルーシー・リー《コーヒー・セット》1960年頃 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティフォト

ルーシー・リー《ボタン》(一部)1940-50年代 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム蔵

ルーシー・リー《白釉鎬文花瓶》1976年頃 国立工芸館蔵 撮影:品野塁

ルーシー・リー《マンガン釉線文碗》1970年頃 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス

ルーシー・リー《鉢》1926年頃 個人蔵 撮影:野村知也

ルーシー・リー《練り込み花器》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)撮影:品野塁

ルーシー・リー《ピンク象嵌小鉢》1975-79年頃 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス

ルーシー・リー《ブロンズ釉花器》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)撮影:品野塁

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