この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1941年(昭和16)12月、日本は英米との間で戦争状態に突入しました。翌年4月18日の米軍による初空襲により、東京も荒川区、牛込区等において中学生ほか39名が犠牲となりました。その後、戦争が長引くにつれて日本は劣勢となり、本格的に空襲の危機が迫るなか、東京のこどもたちは、どのような日々をすごしていたのでしょうか。
1944年(昭和19)7月のサイパン陥落後、8月から9月にかけて都内の国民学校3年生から6年生23万人の学童が三多摩のほか14県へ「集団疎開」しました。翌年3月の大空襲後は疎開地移転の「再疎開」、低学年対象の「二次疎開」も行われました。一方、中学校や高等女学校の生徒は、学校工場で、あるいは近隣、遠隔地に動員されて、飛行機の部品製造や風船爆弾の気球製造など軍需産業の勤労奉仕に明け暮れました。
東京は 1944年(昭和19)11月から翌45年8月まで、多摩、島嶼部合わせて122回にわたる空襲を受け、市民の生活圏が戦場となりました。そして 1945年(昭和20)3月10日未明、東京の下町は米軍による325機のB29による大空襲により、2時間余で約1700トンの焼夷弾が下町地域に投下されて火の海となり、推定10万人以上の市民が犠牲となりました。
戦後70年あまりの時を経た現在、このような体験が語り継がれる機会も少なくなってきています。そこで、今回の展示では、これまで資料の収集・展示活動を通じて館に寄せられた、当時のこどもたちの言葉や体験から戦時下東京のくらしを振り返ります。
本展でとりあげる 1929年(昭和 4)から34(昭和9)年に生まれた10人のこどもたちは、12歳から7歳で開戦を迎え、それぞれの体験を通じて成長していきました。彼らの体験談やゆかりの品々の展示を通じ、平和の尊さを考える場とします。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年3月7日(火)~2017年5月7日(日)
全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、2022年4月1日から2025年度中まで全館休館を予定
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会場 | 東京都江戸東京博物館 Google Map |
住所 | 東京都墨田区横網1-4-1 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 0:00)
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休館日 |
月曜日 ※3月13日(月)・21日(火)・27日(月)・4月3日(月)・10日(月)・17日(月)・24日(月) |
観覧料 | 一般 600円(団体480円) 大学生・専門学校生 480円(団体380円) 中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(団体240円) 中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料
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TEL | 03-3626-9974(代表) |
URL | https://www.edo-tokyo-museum.or.jp |
東京都江戸東京博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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