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元禄の江戸に旅して、江戸の人と一緒に笑ったり驚いたり
ロビーにかの《見返り美人図》の柄をプリントした再現衣装を着せられ、御仕着せに身の置き場もないふうなトルソーがただ突っ立っています。どうせなら、鬘付きで、少し体をひねらせたマネキンさんを使ってほしかったですね(笑)。フォトスポットでありながら、誰も写真を撮っていませんでした。 菱川師宣といえば、浮世絵の始祖として知られる絵師で、市井の人々を主役に据えた「浮世」の絵を描き、絶大な人気を博したということですね。師宣の代表作であり「師宣美人」を象徴する《見返り美人図》は国宝・重文でないにも関わらず、教科書には載り、切手にもなって、浮世絵ファンでなくても、とても広く知られています。江戸の人々が何に夢中になり、どんな装いを好み、どのように季節を楽しんだのか。その空気ごと絵にしてしまった絵師としての師宣が見えて来る展覧会です。 会場の冒頭に置かれた《四条河原遊楽図屛風(重文)》から、もう人々の往時のざわめきが聞こえてくるようです。女歌舞伎や見世物小屋、酒や煙草を楽しむ人々、舞台そっちのけで騒ぐ人々。見ているだけで、こちらまでも笑みがこぼれます。《見返り美人図》も期間限定で特別公開されていました。英一蝶や尾… Read More





