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現地に行くより良く分かる熊本城と、守り継がれた記録
今年4月、熊本地震から10年を迎えました。被災当時の写真が並ぶ、はよくあるのですが、詳細な模型にこの場所がこうなった、と角度も合わせた写真で示されると、とても分かりやすく、より、胸につまされる思いで見ました。 今展「守り継がれた名城400年の軌跡」タイトルそのもので、展示では、細川家がどのように熊本城を維持・活用してきたのかが、膨大な史料から紹介されていました。重要文化財に指定された文書群に加え、近年新たに多数の史料が追加指定されたこともあり、その中から選りすぐりの資料が公開されていました。お国替えになった当初、松本と小倉を比べて少し愚痴るような言葉が記されていたものの、次第にめちゃくちゃ自慢のお国になっていく様まで、なんだか細川の殿にとても親近感を覚える記録もありました。興味深かったのは、平時となった江戸時代の天守の使われ方です。一般的には、天守は平時には無用な、単に象徴的な建物というイメージがありますが、実際には細川家の時代、かなり利用されていたことが記録からわかります。例えば、武器の保管庫としてだけでなく、武具の製作や修理の作業場としても利用されていたほか、管理にあたる人々が頻繁に上り… Read More










