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スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー
世紀末の昏き残照

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2026年4月18日(土)~2026年6月21日(日)
  • クリップ数:67 件
  • 感想・評価:10 件
スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー 世紀末の昏き残照 東京ステーションギャラリー-1
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《婦人の肖像》1902年 ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)
《森》1902–03年 新ビール美術館
《隠者》1907年 チューリヒ美術館
《テラスからの眺め》1900年頃 個人蔵
《人形の乳母車と少女》1905年以前 新ビール美術館
《デルフトの街角》1907年 個人蔵
《歌舞伎の女形(《芝居の一場面》のための習作)》1908年 ベルン美術館 ©Kunstmuseum Bern
《祇園祭、京都・八坂神社》1908年 新ビール美術館
《京都先斗町の鴨川納涼床》1908年 ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)
《『フィガロの結婚』変装する小姓》1911年 新ビール美術館
《『ラ・ボエーム』学生と少女たち》1911年 新ビール美術館
《『ロミオとジュリエット』乳母》1907年 新ビール美術館
《『ホフマン物語』ジュリエッタの幕、仮面パーティー》1911年 新ビール美術館
《『フィガロの結婚』小姓》1911年 新ビール美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

20世紀前半のスイスで活躍した異才カール・ヴァルザー(1877–1943)は、ベルン近郊のビールに生まれました。1歳下の弟ローベルトは作家になり、のちにその著作にカールが挿絵を描いています。20代でベルリンに出たヴァルザーは、革新的な表現を目指したベルリン分離派に加わり、象徴主義的な絵画作品をいくつも残しています。そこはかとない昏(くら)さと精妙な色彩をあわせもつその作品群は、謎めいた神秘性を湛え、見る者を惹きつけてやみません。

カール・ヴァルザーの生涯で特筆すべきことは、彼が日本を訪れて制作をしていたことでしょう。1908年にドイツの小説家ベルンハルト・ケラーマンとともに来日したヴァルザーは、東京や宮津(京都府)などに滞在して、熱心に日本の風景や風俗を描きました。これらの作品は当時の様子を伝える貴重な資料であると同時に、美術的にも非常に優れた見応えのあるものばかりです。その多くは水彩で描かれていますが、これまでほとんど公開されてこなかったために、驚くほど鮮やかで美しい色彩を残しています。本展は、これらの仕事に加えて、挿絵や舞台美術、壁画でも活躍したヴァルザーの全貌を伝える画期的な試みです。全作品約150点が日本初公開となります。

【FEATURE|内覧会ポート】
謎めいた、蠱惑的な芸術世界。カール・ヴァルザーとは何者か

開催概要EVENT DETAILS

会期 2026年4月18日(土)~2026年6月21日(日)
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間
  • 10:00~18:00
    金曜日は20:00まで
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日 
※ただし5月4日、6月15日は開館
観覧料 一般 1,800円(1,600円)
高校・大学生 1,300円(1,100円)
中学生以下 無料
  • ※障がい者手帳等持参の方は、一般1,300(1,100)円、高校・大学生1,100(900)円[ともに介添者1名は無料]
    ※( )内は前売料金[3/1~4/17、オンラインチケットで販売]
    ※前売券・当日券はオンラインチケットwww.e-tix.jp/ejrcf_gallery/で販売
    ※当日券は東京ステーションギャラリー1階でも販売
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー 世紀末の昏き残照 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

日本をモチーフにした作品が良かった

会期切れ間際にやっと行けましたww こう言っては何ですが鑑賞する側は常に残酷で常に「尖がったところ」を探して しまいますが正直そういった画家ではなかった気もします。 とは言え日本滞在時の作品には「おっ」と思えるものがいくつかありました。 海外の多くの画家が浮世絵に影響を受けましたが、彼は実際に日本に滞在して様々 なことにインスパイアされた。その興奮が絵を通して伝わってきました。 いつの世も旅は人間を刺激し創作の起爆剤になる。かれもその一人であったと。 他には第1章の終わりの方に架かっていた「飲み屋の光景」は好みでした。… Read More

4.0

描き方はいろいろ、器用な画家

画風はいろいろ。 印象派的、表現主義的、メルヘン調、等々。おそらく、とても器用な作家なのでしょう。私は、細密に描き込み、奥行感が乏しく平面的な描き方の作品(《森》など)が、気に入りました。世紀末ドイツ圏での分離派運動の時代感がうかがえます。 日本滞在時の作品群。 芸者や歌舞伎役者を題材に、水彩を中心とする多数の作品展示あり。外国人の目で映した図像は、フラットで写実性が高い表現であり、新鮮味を感じます。記録的な価値がありそうに思います。 神秘的、世紀末の残照、といった言葉で綴った回顧展ですが、作品から伝わる力は弱いか。ただし、こういう見知らぬ作家を積極的に取り上げる当館の取組みは、素晴らしいと思います。… Read More

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エイミーさん、黒豆さん、karachanさん、morinousagisanさん

3.0

知られざるカール・ヴァルザー

東京ステーションギャラリーがこれからブレイクするかも知れない画家にスポットライトを当てた展覧会のようで、カール・ヴァルザーは初めて知る画家です。 本展での展示構成では、ヴァルザーらしい象徴主義的な絵画作品は、第1章に集約されています。チラシに採用されている≪夫人の肖像≫や夕闇に包まれる不気味な森を描いた≪森≫など、いかにも象徴主義の作品という感じで、心のどこかに引っ掛かる作品です。 一方で、童話に出てきそうな軽いタッチの≪窓際の猫≫のような作品もあります。 絵画についてはキャプションが少なく、ヴァルザーが目指したものについての解説もあまり見られなかったのがちょっと残念でした。もしかしたら調査研究がまだ進んでいないのかも知れません。 日本に滞在して日本の風景や風俗を描き、多くの作品を残したというのは、とても興味深かったです。ただこの日本での経験がヴァルザーのその後の作品にどう繋がったのかは、良く分かりませんでした。この辺りも、調査研究がまだこれからなのかも知れません。… Read More

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Camdenさん、mio_sprさん、アバウトさん、morinousagisanさん

3.0

現実にファンタジーが加味されてる絵

カール・ヴァルザーはスイスの画家で、スイスベルン近郊のビールで生まれ、ドイツベルリンへと移り住み、挿絵、舞台美術、室内装飾、壁画などの分野でも活躍。日本にも旅行に来ていて日本の歌舞伎や宮津での祭りなどのスケッチを残しています。 カール・ヴァルザーが目にした日本の宮津の祭りなどフィルムでも見せ、また現地ベルンの市庁舎に残る壁画などもフィルムで見せていました。 油絵、水彩画、リトグラフなどもあり多彩。 知らない画家の絵を観るのは楽しい。この画家の絵は現実を描くとともにちょっとファンタジーを描いている不思議な絵でした。日本の祭りをちゃんと見てみたい気持ちになった展覧会でした。… Read More

2.0

再評価されるのか?されるのかなぁ…

「カール・ヴァルザーとは何者か?」って、展示を見てもよくわからなかった。 『森』や『絞首台の歌』など面白い作品もありましたが、それが何者かを示すわけもなく…。 1900年前後の欧州は万博の明るいイメージが強いけど、それはパリやウィーンだけで、スイスやドイツは蚊帳の外だったのかな? 文化・芸術面で隔たりがあったのなら、印象派の影響が感じられないのは当然で、そうなると日本人にはウケなさそう。 今回は友人と鑑賞しました。 私は挿絵と衣装デザインがいいと言い、友人はVTRを見て宮津に行きたくなったとのこと。 一人でゴリゴリ見るものいいけど、感覚の違いを披露しあえるのも、また楽しからずや。… Read More

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2.0

凡才だってイイじゃない

カールヴァルザー、イマイチでした。 世紀末の昏き残照、というビミューなサブタイトルも気になり。 全く知らない作家で全作品が日本初公開とのこと。 現在再評価が進んでいるとのことでまだ評価は定まっていないようです。 冒頭に素描や静物画が並んでいますがそれなりに上手いという感じ。 いくつか目を引く作品はあるものの、あまりにも凡庸な作品もあったりして、 う~んコレは各流派の追随者止まりかなぁと。 あ、でも日本滞在中の作品あたりは史料としては楽しみました。 知られざる作家を発掘することに定評がある東京SGだけど 宮脇綾子のようにバズることもあればヴァルザーみたいなことだってあります。 また面白い企画に期待しています。… Read More

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シンディさん、mio_sprさん、karachanさん、morinousagisanさん、エイミーさん

3.0

独特な明度

今回、日本初の回顧展で展示作品は全て日本初公開とのこと。 浅学な私は当然初見の作家でした。名前すら初めて知った感じです。 作品は、暗いわけではないけれどカラッと晴れた明るさも感じない、1枚フィルターがかかったような明度の作品に感じました。 細部を見てもしっかり描き込まれていて、真面目な印象を受けました。写実なわけではないですが、ありのままにちゃんと対象物を描いている感じです。 来日時に描いた作品は、その真面目な作風から、当時の日本の風俗や文化を伺うことができるような内容で興味深かったです。 ただ、遊び心や破綻が無い分、私の目には面白味に欠けるように見えました。 個人的に絵画の当時物の額装が好きなのですが、今回の展示の額装は貧相なものが多く、ほとんどの作品が注目されずにここまで来たのだと感じました。… Read More

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3.0

「知られざる画家」?? ここにも居た! 装飾芸術界名士

カール・ヴァルザーって、申し訳ないことに全く存じ上げませんでした。と思っていたら、美術業界の方にもあまり知られていない、「知られざる画家」さんのようですが、約150点(すべて日本初公開)という規模はなかなか凄いと‥。TSGは割合にそうした「知られざる画家」さんをしっかり掘り起こしてスポットを当てるのがお得意のようで‥。以前見た不染鉄には、本当に感動させられました。展覧会公式サイトでは「鮮烈でありながら、世紀末の残照とでも言うべき昏さをともなう、寓意や含意を感じさせる神秘的な作品群」と紹介されていました。うぅ~ん。なんかちょっとピンときませんでした。カールは象徴主義的な絵画に取り組む一方で、本の装幀や挿絵、舞台美術、壁画などの仕事を多くこなし、1歳下の弟ローベルトが作家として名を馳せると、カールがその著作に表紙や挿絵を描くという、兄弟での仕事も有名だとか。なんとなく、尾形光琳乾山兄弟を思ってしまいました。アーティストの兄弟姉妹が、同じ道を行く場合もありますが、それぞれ異なった分野に才能を発揮して、互いに協調しあう場合も結構あるように思います。 メインビジュアルの《婦人の肖像》は割合初期の作品のようで… Read More

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Camdenさん、mio_sprさん、エイミーさん、黒豆さん

5.0

多彩な世紀末画家

絵画だけでなく、舞台美術・衣装まで手掛けたカール・ヴァルザー 。 ちょっと昏くて魅力ありあり。 麻の鑑賞会で、館長のお話を聞けたのがとても楽しく、有意義でした。 特に大阪との差は関西企業に勤めていた身としては、思い当たること多々。… Read More

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morinousagisanさん

REPORT

器用な異才

ひょんなことから美術に興味を持ち、昨年から主に金曜日の終業後に美術館巡りをしています。今年は14展目の美術館訪問。

ポスターの婦人の肖像の色遣いに興味を持ったこと、また東京ステーションギャラリーは会社から近いこともあり訪問。…readmore

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ぷーりっちゅさん

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《婦人の肖像》1902年 ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)

《森》1902–03年 新ビール美術館

《隠者》1907年 チューリヒ美術館

《テラスからの眺め》1900年頃 個人蔵

《人形の乳母車と少女》1905年以前 新ビール美術館

《デルフトの街角》1907年 個人蔵

《歌舞伎の女形(《芝居の一場面》のための習作)》1908年 ベルン美術館 ©Kunstmuseum Bern

《祇園祭、京都・八坂神社》1908年 新ビール美術館

《京都先斗町の鴨川納涼床》1908年 ゴットフリート・ケラー財団(新ビール美術館寄託)

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