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ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶

パナソニック汐留美術館

  • 開催期間:2026年4月11日(土)~2026年6月21日(日)
  • クリップ数:51 件
  • 感想・評価:10 件
ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶 パナソニック汐留美術館-1
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ジョルジュ・ルオー《キリストとの親しき集い》1952年 油彩/紙(板で裏打ち)パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー《モデル、アトリエの思い出》1895年/1950年頃 油彩、インク、グアッシュ/カンヴァス パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー《クマエの巫女》1947年 油彩/紙(格子状の桟の付いた板で裏打ち)パナソニック汐留美術館
ギュスターヴ・モロー《オルフェウスの苦しみ または地上で涙にくれるオルフェウス(習作)》1891年頃 油彩/厚紙 パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー《飾りの花》1947年 油彩/紙(麻布で裏打ち)パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー《エジプトへの逃避》1952年 油彩/紙(板で裏打ち)パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー《老兵(アンリ・リュップの思い出》1946年頃 油彩/板に貼られた紙 パナソニック汐留美術館
ジョルジュ・ルオー、パリのアトリエにて 1953年 Photo: Yvonne Chevalier
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

パナソニック汐留美術館は開館以来、20世紀のフランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品を中心に収集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵しています。とりわけ近年は、ギュスターヴ・モロー(1826-1898)のアトリエで学んでいた頃の初期の貴重な作品群が充実し、そこに師モローの作品も新たにコレクションに加わりました。さらに、モローの没後、学友たちと共に構えた共同アトリエで制作されたとされる、娼婦たちを描いた両面作品や、1920年代に画家の中心的な画商アンブロワーズ・ヴォラール邸の一室を間借りしていた時代に制作された日本の武士を描いた作品、ルオーの没後ルオー・ファミリーにて長年大切に保管されていた隠れた名作など、ルオーの交友関係や制作スタイルを伝える作品が当館のコレクションに仲間入りし、これらはルオーを様々な切り口で紹介する重要なピースとなっています。

本展は、近年新たに迎えた収蔵作品を中心に、パナソニック汐留美術館のルオーコレクションを紹介する展覧会です。ルオーの名作の数々が生まれた場である「アトリエ」に焦点を当て、作品がどのような環境で、どのような画材を用いて描かれたのか、初期から晩年までの代表作と共に紹介します。また、パリのルオー財団の特別な協力のもと、展示スペースの一角に、ルオーが晩年、自身最後のアトリエで実際に使用していた画材道具や机などを用いて、アトリエの一部再現を試みます。身近な家族でさえも立ち入りを制限されていた聖域である、画家のアトリエの記憶を作品と共に紐解きます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2026年4月11日(土)~2026年6月21日(日)
会場 パナソニック汐留美術館 Google Map
住所 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間
  • 10:00~18:00
    ※5月1日(金)、6月5日(金)、6月19日(金)、6月20日(土)は20:00まで開館
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 水曜日 
※ただし4月29日、5月6日、6月17日は開館
観覧料 一般 1,200円
65歳以上 1,100円
大学生・高校生 700円
中学生以下 無料
  • ※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で観覧できます
    ※5月18日(木)国際博物館の日は、すべての方が500円で観覧できます
    ※5月12日(火)、6月2日(火)、6月12日(金)ルオーのアトリエ割引dayは、一般・65歳以上の方は1,000円、大学生・高校生以下の方は無料で観覧できます
    ※土・日・祝日は日時指定予約をお願いします(平日は予約不要)。当日空きがあれば入館できます。混雑状況により入館方法が変更になる場合があります
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://panasonic.co.jp/ew/museum/
割引券https://panasonic.co.jp/ew/museum/discount/

パナソニック汐留美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

パナソニック汐留美術館 パナソニック汐留美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

松下電器(あえて)ありがとう

ルオーの厚塗りの絵が好きで、ルオー展はよく行くのですが、今回のこの展示は、モローに学んでいた時代から最後のアトリエ再現まで「画家ルオーの歴史」を足早に体験でき、勉強になるものでした。 それは、開館からずっとルオー作品を収集していた本美術館の力ですし、最後のアトリエ再現にルオー財団が協力してくれたのも、今まで松下がルオーを愛してくれたお陰だなと思いました。 三菱一号館美術館がルドンのグランブーケを展示してくださったときと同じように「大企業の文化事業」のありがたさをかみしめる展示でした。 作品を展示する”壁”が、曲線的なものになっており、展示空間それ自体も美しかったです。… Read More

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Camdenさん、アバウトさん

4.0

当館の誇るルオーコレクション、立派です

パナソニック美術館のやるルオー展ですから、良いものが見れました。当館ご自慢のコレクション展です。 展覧会タイトルにある「アトリエ」のテーマの重み、ルオーの画業にとってアトリエが特段の意味合いを持つことを、分かり易く理解できて、良かったです。師匠モローのアトリエで始まり、フォーブの仲間との共同アトリエ、画商ヴォラール邸のアトリエでの制作とその後の揉め事、そして最後は自身のアトリエ(模造展示)。その展開をアトリエ毎に区切って関連作品を展示しているのですが、アトリエの区切りと作風変化が符号しており、興味深いです。 後年のキリスト図像、“聖書風景”と称するそうですが、この時期に至ると、油絵の具を極端に熱く重ねてはそれを削って、凹凸深いザラついたマチエール作りに。この辺りの作意や技法を、実際の佳作品を観ながら確認でき、良哉。 ルオーの版画。これは知りませんでした。2作展示のうちの『ミセレーレ』。漆黒の画面には、抑制しつつも厳しさや嘆きの精神性が表出され、緊張感が漂います。A2版サイズ、厚さ10cm程の現物の冊子は、見事な逸品。 今回、画業全体を観ての私のピックアップは、フォービズム時代の生気溢れる筆致≪… Read More

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ぷーりっちゅさん、murakamiさん、jyusuranさん、karachanさん、アバウトさん、他1人

5.0

20世紀最大の宗教画家だったんですね。ルオーは。

コンパクトながら、ルオーについて深く知ることのできた佳い展覧会でした。 ルオーというとキリストさんしか思い浮かばなかったのですが、今回は『アトリエの記憶』とタイトルがある通り、ルオーが創作のためほとんどの時間を過ごしていた幾つかのアトリエから、ルオー作品群を鑑賞するという構成で見ることができました。(ルオーは、長く作品を手元に置いて加筆もしていたので、描いたら終わるではないのですが・・・)企画が『夢のように』素晴らしいもであることが見て取れました。ありがとうございました。 ルオーには、アトリエが彼の生きた世界そのものであり、彼にとってはそこで描けることが幸福であったと想像できます。 映し出されていたフィルムの中に、晩年、未完成の作品をルオーが自分の手で燃やしている映像がありましたが、その潔さにルオーの深い精神性を覚え、胸が打たれました。… Read More

5.0

ルオーのアトリエの再現!

”ルオーのアトリエ”を切り口にした展示構成が新鮮でした。 それぞれのアトリエ時代に制作した作品、交流のあった人物とのエピソード。 アトリエを提供していた支援者が急死した後に、その遺族とアトリエにあった作品の権利をめぐってルオーとの裁判になったこと、取り戻した絵のうちルオー自身が完成しない・できない作品を焼却している映像には、驚きました。 展示の最後は、ルオー最後のアトリエの一部復元! 窓の外に広がる青空まで再現、絵筆や絵の具が所狭しと並んだテーブル、壁にはさりげなくルオーの小作品が。 ルオーの見ていた光景を追視していると思うと、わくわくしました。 実際に使った絵の具などの展示もありました。 常設展でルオー作品をいつも鑑賞させていただいているため、既視感あるあるかも?と思いましたが、新収蔵作品もあり、普段は見えない作品の裏側も見えるようになっていたる展示あり、で、新鮮でした。… Read More

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Camdenさん、黒豆さん、morinousagisanさん、アバウトさん

REPORT

制作の環境の変化を通して、ルオーという画家の人となりや長い時間と創作の深みも知る

ジョルジュ・ルオーのコレクションといえばパナソニック汐留美術館(約270点)と出光美術館(約400点以上)(現在休館中)で、どちらも専用コーナーでの展示だけでなく、時々特別展も催されて来ていました。どちらの美術館もアクセスの良さもあっ…readmore

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Camdenさん

4.0

理想的な環境

こじんまりとしたギャラリーを訪れたような気分、作品数も膨大でなく、混雑もなく気持ちよく過ごせる展示だった。 あの強烈なルオーになる以前の作品も面白いし、額縁がおしゃれでとてもいい。 どうしても昔みた「ルオーとマティス」の記憶がよみがえるが、いろんな意味でエピソードの多い人。暖炉に自分の絵を放り込む映像は強烈で、思わず「やめて!」と言いたくなる。 アトリエの再現は素晴らしかった。… Read More

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rururio1124さん

4.0

ヴォラールとのエピソードは衝撃的

ルオーのコレクションを誇るパナソニック。 今回は近年新たに収蔵した作品を中心に全て自館収蔵作品のみでの企画展。 テーマはアトリエ。 1920~30年代に、ルオーは支援者である画商ヴォラールが提供してくれたアトリエで制作しましたが、ヴォラールとのエピソードは衝撃的です。 ヴォラールが自動車事故で突然この世を去り、ヴォラールの遺族はアトリエや倉庫に残されていた大量のルオーの作品を差し押さえますが、ルオーはそれらは未完成だとして返還を求めて裁判を起こします。 最終的にルオーの勝訴となり、大量の未完成品が返還されますが、自分の寿命を考えると完成させることができないと、多くの未完成品をストーブに投げ込み燃やしてしまいました。 展覧会の会場前では、このエピソードについての映像を観ることができるので必見です。ルオーが作品をストーブに投げ込んでいる動画もちゃんと残されています。 ルオーという芸術家を理解する上では重要なエピソードです。… Read More

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kamakura23さん、genius22さん、アバウトさん、morinousagisanさん

4.0

ルオー芸術の精神性と人間味を改めて実感

パナソニック汐留美術館で開催された「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」は、作品そのものだけでなく、創作が生まれた空間にまで踏み込んだ興味深い展覧会でした。 重厚な黒い輪郭と深い色彩で知られるルオーの作品は、宗教画や人物画の内面性が強く、静かな祈りのような空気をまとっています。 実際の画材や机を用いたアトリエ再現展示は特に印象的で、画家の孤独な制作の息遣いまで感じられる構成でした。特に鮮やかな色使いの「マドレーヌ」が気に入りました。 初期から晩年までの変遷も丁寧に辿ることができ、ルオー芸術の精神性と人間味を改めて実感できる展覧会です。… Read More

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genius22さん、morinousagisanさん

4.0

ルオーを知ることの出来る展覧会

ルオーの作品を多く収蔵しているパナソニック汐留美術館の展覧会だけあって、堪能できた。モローの教室にいた初期の作品もとても充実していて楽しかった。後期の作品も素晴らしいものが沢山あった。今回の展覧会の一番の見どころは最後のアトリエをそのまま再現している展示でルオーが同時進行で多くの下絵が残されていることだった。画家の制作 が目に浮かびとても面白かった。… Read More

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genius22さん

5.0

ルオーを堪能しました

パナソニック美術館では、いつもルオーの絵を観ることができますが、今回は美術学校時代の絵から始まって、ティーセットへの絵付けや、版画、晩年のアトリエ再現展示まで、ルオーの一生を年代順に観ることができて興味深かったです。 私としては、コロナ禍で観ることができなかった「日本の武士(武者絵)」を漸く観ることができて、嬉しかったです。ルオーが日本に興味を持っていたことが感じられて、ますます嬉しくなりました。 また美術館入り口での映像コーナーで、お孫さんがルオーの思い出を語っておられる姿も印象的でした。ほんの100年前くらいに活躍しておられた方なのだということを、改めて感じました。色々なルオーを感じることのできる展覧会だったと思います。チケット本当に有難うございました。… Read More

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genius22さん、morinousagisanさん

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ジョルジュ・ルオー《飾りの花》1947年 油彩/紙(麻布で裏打ち)パナソニック汐留美術館

ジョルジュ・ルオー《エジプトへの逃避》1952年 油彩/紙(板で裏打ち)パナソニック汐留美術館

ジョルジュ・ルオー《老兵(アンリ・リュップの思い出》1946年頃 油彩/板に貼られた紙 パナソニック汐留美術館

ジョルジュ・ルオー、パリのアトリエにて 1953年 Photo: Yvonne Chevalier

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