蔵王権現とは役行者そのもの
さすがは 奈良国立博物館(ナラハク)です。展示の質が高いだけでなく、その量も圧倒的で、とても2時間30分ではすべてをじっくり鑑賞しきれませんでした。後半の豊臣秀吉の吉野花見や、後醍醐天皇と吉野に関する展示は駆け足になってしまっ…readmore
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神々や仙人が住まう、神秘的で謎めいた場所として崇められてきた吉野・大峯。奈良の吉野から和歌山の熊野へと至る大峯の険しい山々は、山岳修行はじまりの地とされ、古来人々は特別な力や悟りを得ようと大自然の中で厳しい行に身を投じてきました。平安時代には藤原道長ら都の貴族や天皇がこぞって参詣し、南北朝時代になると後醍醐天皇が吉野山内に政治の拠点を置いたように、各時代を通じて特別な場所でありつづけました。
近年、道長が自ら書写して大峯に埋納した紺紙金字経の断簡が金峯山寺で大量に発見され、大きな注目を集めました。1000年以上も前に、道長が山岳修行の本尊・蔵王権現に祈りをこめて奉納したこの経巻を本来の姿に復元すべく、目下保存修理が進められています。
本展では、道長自筆の国宝・紺紙金字経を修理後初公開するとともに、山岳修行の祖・役行者像や蔵王権現像、曼荼羅や鏡像、修行者を見守ってきた仏像など、自然と神仏への信仰が一体となって生み出されたこの地域ならではの宝物を一堂に展観します。
神仏の山、吉野・大峯に集った人びとは、蔵王権現の守護する険しい山の上にどのような祈りを捧げたのでしょうか。修験道の聖地、吉野・大峯の魅力を広く紹介する展覧会です。
【FEATURE|内覧会レポート】
桜の名所「吉野」と山岳修行始まりの地「大峯」―育まれてきた修験道の信仰世界に触れる
| 会期 |
2026年4月10日(金)~2026年6月7日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
奈良国立博物館
|
| 展示室 | 東西新館 |
| 住所 | 奈良県奈良市登大路町50番地 |
| 時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日 ※ただし4月27日(月)、5月4日(月・祝)は開館 |
| 観覧料 | 一般 2,000円(1,800円) 高大生 1,500円(1,300円) 中学生以下 無料
|
| TEL | 050-5542-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://tsumugu.yomiuri.co.jp/yoshino_omine2026/ |
さすがは 奈良国立博物館(ナラハク)です。展示の質が高いだけでなく、その量も圧倒的で、とても2時間30分ではすべてをじっくり鑑賞しきれませんでした。後半の豊臣秀吉の吉野花見や、後醍醐天皇と吉野に関する展示は駆け足になってしまっ…readmore
5.0
今回の展覧会は2つのストーリーに魅かれて訪れた。 一つは日曜美術館で紹介された建立から1000年を経て初めて下山される蔵王権現様と険しい山から背負って、足元の悪い道を転ばないよう細心の注意を払い互いに協力しあいながら運び下した人たちのストーリー。(それは会場でもダイジェスト映像で紹介されている) そしてもう一つは平安時代全盛の権力を誇った藤原道長が2週間近くかけて京都(平安京)から吉野大峰山に自ら参詣しお経を奉じた山を登って行くストーリー。そして彼の奉じたお経の実物が1000年の時を超えてこの展覧会で私たちが今初めて見ることができる。またこのお経が見つかったのが最近になってからであったにもかかわらず、もう国宝指定を受けているというのも驚きだった。 会場は混雑しているとあったので覚悟して向かったが、昨年の国宝展ほどではなかったのでちょっと安心。会期が6月7日までとあと少しだが、会場はアメリカ帰りの像を除いて撮影禁止なので、1000年の時を超えて奈良国立博物館にやってきた事物に出会いたい方は人が多くても足を運ぶ価値がある。… Read More
5/17 奈良国立博物館特別展「神仏の山 吉野・大峯-蔵王権現に捧げた祈りと美-」
アメリカから一時帰国中の「蔵王権現立像」のみ撮影が可能
【キーワード】
吉野大峯、金峯山寺、山上ヶ岳、大峯山寺、弥山、蔵王権現、本地垂迹思想、修験道…readmore
5.0
関西育ちではあるものの、行ったことがあるのは吉野山まで(それも桜の季節ではない)なので、吉野・大峯は憧れの地でもあります。そのような場所でこそ生まれた蔵王権現信仰についてまとめられていて勉強になりました。いつもながらボリュームたっぷりでした。… Read More
4.0
吉野から始まり、高野山、熊野にも繋がる山岳信仰の一端を垣間見ることが出来る骨太展示。 道長の書跡、一遍聖絵、慶派仏像、貴重な史料群も面白かったですが やはりここは蔵王権現立像でしょう。 エイヤというポーズも良くてズラリ並ぶお姿もカワイイ。 何でも大峯山寺のお像は秘仏らしくテレビでも映せず会場で拝見するしかないようです。 京博の北野天神展にも繋がっています。 今回は仏像館に行っても戻ることが出来たのでそちらも鑑賞。 国宝と重文の仏像だらけで見応えありました。 内容的に年配の方が多いので午前中は避けて午後の訪問が良いかと思います。 展示室最後に撮影スポットあり。… Read More
4.0
印刷美術館の金峯山寺VRで拝見した金剛蔵王大権現の顔が怖すぎて、今回はどんな権現様が降りてくるのかと思っていたら、メインビジュアルゆるすぎ! 顔もポーズも面白すぎて、別の山から?と思うほどでした。 入ってすぐにある二鬼を従えた役行者の像、よかったです。 「修験道とは、こういうものだよ」と語るような存在感がありました。 吉野・大峯に特化しているとはいえ、蔵王権現像を30体以上も出品されると、立体図鑑を見ているようで面白い。 困った顔、怒った顔、おちゃらけた顔、これだけいると祈りの種類によって使い分けができそうです。 如意輪寺の如意輪観音坐像は、お顔も法輪を持つ手も余裕ありげで素敵ですね。 左頬と右瞼が変色しているのがご愛敬なんですが、理由が知りたーい! 奈良には年に3回くらい行きますが、吉野駅ですら遠くて行ったことがない。 ましてや、山に入るとか無理無理。 このたびはご足労いただき、ありがとうございました。… Read More
4.0
取り上げられることが少ない「蔵王権現像」がフィギュア・コレクターの部屋にお邪魔したかのように一杯並んでいて堪能できます。「権現とは仏や菩薩が人々を救うために仮の姿をとって現れること」だそうです。日本にはたくさんの仏様や神様がいらして、身近で見守ってくださっているのが、緩やかな感じで良いなぁ、と思いました。 中学生の頃、学校行事で大峰山に行くことがあり、男子は「西の覗き」という断崖絶壁から身を乗り出す修行体験をさせられました。女人禁制だった為、私は体験できなかったのですが、今回VR映像で疑似体験ができました。興味のある方、是非ご覧ください。 最近は映像資料の充実している施設が多く、「こういうのがあるから入場料も高くなるんやろうなぁ」と思わないでもないのですが、展示品を見るだけでは分からない臨場感や解説の分かりやすさは、素晴らしいと思います。 ミュージアムショップには「蔵王権現」のコスプレ(?)用カチューシャなどユニークなグッズが、たくさんあるので、こちらもおすすめです。… Read More
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