4.0
江戸明治大正期の優れた工芸の中に、ちょっと面白い「虫」のおもちゃ??も。
開館記念展第二弾企画展に行って来ました。猛暑の中、駅からの道のりだけで完全汗だくになるも、歴史もある学習院キャンパス内に入れば、木立に囲まれてほっと息をつけます。第一弾の時は結構沢山の観覧者さんが集まっていましたが、今回は全く同じ時間帯なのですがどなたもいらっしていませんで、連れと二人占めでした。今展も近現代の華族皇族関係、また学習院の教育関連の様々な逸品に出会えました。常設展示室1部屋と企画展示室1部屋+前室の、とても小さなミュージアムですが、学習院ならではの、なかなかお目にかかれないだろう品々が公開されて、何より無料が嬉しいですね。東大、早稲田、慶応、などの多くの大学が博物館美術館をお持ちで、無料で一般公開されていますし、要予約や有料という大学もありますが、それぞれの専門性もあり、興味に合った館を探して訪ねてみると楽しいです。
さて、入り口すぐのボンボニエールのショーケースも、前回は人だかりの後ろから単眼鏡で必死に覗き込んだのですが、今回はゆっくり観ることが出来ました(笑)。ボンボニエールと言えば主に銀製の細工物のキャンディーボックスで、西洋風のものが思い浮かびますが、こちらや三の丸尚蔵館さんなどでは、流石に和風デザインのものもいろいろ見ることが出来ます。が、今展では韓国「李王家紋」のボンボニエールが数多く展示されていました。なかなかに面白かったです。また面白かったのは、教育用というより高価な玩具では? と思いますが、昆虫標本模型です。面白いのですが、もし教育用なら江戸期の詳細な図譜をあちこちで見ていますから、美しさよりもうちょっとリアルに、何とかなりそうに思えました。他、様々な日用品、化粧道具、理髪具、文具、煙草入れ、煙草盆などの工芸細工は一見の価値ありです。洛外図や三十六歌仙額なども素晴らしく、二世五姓田芳柳(1864-1943)の作品もなかなかでした。(ちなみに五姓田と言えば元横浜人の自分には、明治10年第一回内国勧業博覧会に「阿部川富士図」「自画像」を出品し、高橋由一をおさえて最高賞を受賞した、また黒田清輝よりも早くパリへ渡り、最高の権威を持つサロンに日本人として初めて入選した、明治天皇の御付画家も務めた男。”忘れられた明治の天才洋画家五姓田義松”でした。が、その実父は江戸の町絵師五姓田芳柳です。2世五姓田芳柳は義松の画塾に入門… Read More







