3.0
なかなか苦しい
タイトル通り、こちらから、読み込んでいくと語れそうな展示物がおおく、造形的、景観的な楽しみは、あまりない。作品数も少なく、常設の方がゆたかな印象でした。
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本展は戦争や原爆の「記憶」と、美術作品をはじめとする「物」との関係をテーマとしています。広島市現代美術館の位置する比治山にかつてあった、戦中の銅像やその作り手、戦後に再建された像の例から、それらが関係した記憶の形成、忘却、再構成について考えます。また、モニュメント、ミュージアム、アーカイブといった記憶形成に関わる物や活動に関心を持ち、主題として取り扱うアーティストの試みからは、過去を現在との連続性において捉え、過去の営みと対話的に向き合う姿勢を垣間見ることができるでしょう。それらに加え、美術館活動を後付けるコレクションからなる本展は、表現や制度を通して形成される戦争の記憶、当事者性、過去を継承する可能性についての対話的、建設的な議論と思索の場となることを目指しています。
比治山の空の台座から
広島市現代美術館のすぐそばに位置する空の台座をめぐって、かつてそこに設置されていた《加藤友三郎元帥銅像》と、その作者による現存する作品、そして今世紀に入って再建された複数の加藤友三郎像の事例を紹介。
【出品作家】
上田直次、吉田正浪、青山三郎
過去との対話
モニュメント、ミュージアム、アーカイブといった記憶の形成に関わる物や制度に関心を寄せ、それらの調査をもとに制作したり、主題とした作品を発表してきた作家を招き、今日的な視座から過去に向き合う活動をご覧いただきます。
【出品作家(招聘アーティスト)】
黒田大スケ、毒山凡太朗、蔦谷楽、フィオナ・アムンゼン、小森はるか+瀬尾夏美
広島現美コレクションより
広島市現代美術館がこれまで収集してきた作品を通して、原爆の記憶をテーマとした作品の例として、また、記憶の形成にも関わってきた当館の活動の事例として紹介します。
【出品作家】
丹下健三、イサム・ノグチ、島州一、曺 徳鉉、ヘンリー・ムーア、丸木位里+丸木俊、殿敷侃
会期 | 2025年6月21日(土)~2025年9月15日(月・祝) |
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会場 |
広島市現代美術館
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住所 | 広島県広島市南区比治山公園1-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日、7月22日(火)、8月12日(火) ※ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館 |
観覧料 | 一般 1,600 円 (1,250円) 大学生 1,200 円 (900円) 高校生・65歳以上 800円 (600円) 中学生以下無料
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TEL | 082-264-1121 |
URL | https://www.hiroshima-moca.jp/ |
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上田直次《加藤友三郎元帥銅像》1935
丹下健三《広島平和記念公園模型》(1/300縮尺)1950/2015
イサム・ノグチ《広島の原爆死没者慰霊碑(1/5模型)》1952/1991
黒田大スケ《自由の女神について》2022 ©Daisuke Kuroda
毒山凡太朗《令和之桜│Reiwa Cherry Blossoms -75 years After WW II 》 2020
©Bontaro Dokuyama, Photo by Kenji Morita, Courtesy of LEESAYA
蔦谷楽《Spider’s Thread: This Landscape》 2020
©Gaku Tsutaja, Courtesy of Ulterior Gallery
フィオナ・アムンゼン、鹿鳴家英志《An Ordinary Life》2021 ©Fiona Amundsen, Kanariya Eishi
小森はるか+瀬尾夏美《11歳だったわたしは 広島編》(2023-)制作風景