この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
兵庫陶芸美術館は、全但バス株式会社社長の田中寛氏(1904~81)が収集した丹波焼(丹波篠山市など)と兵庫県内産の陶磁器のコレクションを引き継ぎ、2005年、丹波焼の里に開館しました。
丹波焼は、平安時代末期に常滑焼(愛知県)など東海地方の窯業技術を取り入れて操業を開始し、中世には壺・甕・擂鉢を中心に無釉の焼締陶器を生産しました。この時期に作られたものは、焼成によって茶褐色に発色した土肌や窯の中で燃料の薪の灰が器肌に降りかかり、それが溶けてガラス化することによって現れた鮮緑色の自然釉が見どころとなっています。
近世には、窖窯から登窯へと窯の構造が転換し、土部の塗布や釉薬の施釉など、多彩な装飾技法を取り入れて色鮮やかな世界を展開しました。江戸時代前期には、赤茶色に発色する赤土部や緑がかった褐色の灰釉が器面を彩りました。江戸時代中期には、茶色の栗皮釉や漆黒の石黒釉が生み出されました。また、江戸時代後期には、精緻な薄手の器に白土を塗土した白丹波が作られました。各時代の求めに応じて変化してきた丹波焼は、2017年に日本六古窯の一つとして日本遺産に認定され、2018年には田中寛コレクションの丹波焼が兵庫県指定重要有形文化財に指定されました。
本展は、開館20周年を迎えるにあたり、兵庫陶芸美術館のコレクションの母胎である田中寛コレクションを中心として、氏が情熱を注いで現代に受け継いだ丹波焼を紹介し、その魅力に迫ります。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2025年12月6日(土)~2026年2月23日(月・祝) |
|---|---|
| 会場 |
兵庫陶芸美術館
|
| 展示室 | 展示室1・2・4・5 |
| 住所 | 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4 |
| 時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日、12月31日(水)、1月1日(木・祝) ※ただし1月12日(月・祝)、2月23日(月・祝)は開館し、1月13日(火)は休館 |
| 観覧料 | 一般 700円(600円) 大学生 600円(400円)
|
| TEL | 079-597-3961 |
| URL | https://www.mcart.jp/exhibition/e3703/ |
兵庫陶芸美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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