4.0
陶器が潰した縁
かなり力を入れた展覧会で、地下一階の第1会場と、地下二階の第2会場に分かれている。
メインは、大戦期に2人が描いた大作だろう。パリに留まったピカソは、「ゲルニカ」を描いた訳だが、「ミノタウロマキア」なるタピストリーが展示。
ミノタウルスに闘牛を意味する「タウロマキア」をかけた造語だ。
アメリカに亡命したシャガールは、タピストリー「平和」これも大作だが、を展示。
しかし、戦後、2人は、南仏の暖かい気候の元過ごし、知り合いになるが、シャガールが陶芸をやることを快く思わなかったピカソが、ある昼食会で、不快な言葉を述べた。とかで、2人の関係は終わる。
2人の初期から、晩年までを順序だてて展示した良い展覧会。