この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、倶知安町に生まれ、戦前は東京で前衛絵画を、戦後は郷里・倶知安に居を構えて60年以上制作を続けた画家・小川原脩(おがわらしゅう 1911-2002)の画業を顕彰する小川原脩記念美術館(倶知安町)との所蔵品交換展です。
小川原の画業は、戦前のシュルレアリズムへの傾倒、戦後に入っての北海道的な題材への取り組みや、縄文文化・シャーマニズムへの接近、そして動物をテーマにした作品を経て、晩年のチベット・インドへの接近と、生涯にわたって様々な画風の変遷をたどりました。神田日勝(1937-1970)もまた、生涯を通じて、戦後社会派リアリズムや、ポップアートを思わせる色彩の氾濫、そしてアンフォルメルなど、自らの画風を最後まで模索し続けました。
また小川原は、犬や白鳥といった動物たちの姿に人間社会の構図を投影することで社会における在り方を表現しようと試み、日勝もまた農業に従事する傍ら身近な題材をもとに絵を描き続けることで、没個性化していく人間社会へ警鐘を鳴らしました。
戦後の激動の時代にあって、芸術を通じて自己の確立を目指した二人の画家。両者がそれぞれ歩んだ画業を紹介します。
◆ 小川原脩記念美術館について
半世紀以上にわたり倶知安に根付いた活動をしてきた画家を顕彰するため、1999年、倶知安町の市街からほど近い小高い丘の上にオープン。様々な切り口から小川原脩作品を紹介すると共に、地元ゆかりの画家・北海道の作家を紹介する企画展を開催。また多岐に渡るイベントを通じ、倶知安町民は元より、道内外、国内外の来館者に美術文化の伊吹を伝える。見晴らしの良い土地、モダンな建物、コンパクトながら光に満ちた空間、羊蹄山を望むロビーからの景観など、鑑賞環境にも定評がある。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2025年12月3日(水)~2026年3月29日(日) |
|---|---|
| 会場 |
神田日勝記念美術館
|
| 住所 | 北海道河東郡鹿追町東町3丁目2 |
| 時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日(祝日の場合は開館)、 年末年始(12月29日~1月3日)、1月13日(火)、2月12日(木)、2月24日(火) |
| 観覧料 | 一般 530円(470円) 高校生 320円(260円) 小中学生 210円(150円) 福原記念美術館との共通入館券: 一般 700円 高校生 300円 小中学生 200円
|
| TEL | 0156-66-1555 |
| URL | https://kandanissho.com/ |
神田日勝記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
神田日勝 《馬(絶筆・未完)》1970年、神田日勝記念美術館蔵
小川原脩 《大白鳥》1978年、小川原脩記念美術館蔵
神田日勝 《飯場の風景》 1963年、神田日勝記念美術館蔵
神田日勝 《画室C》 1967年、神田日勝記念美術館蔵
神田日勝 《晴れた日の風景》 1968年、神田日勝記念美術館蔵
小川原脩 《造園地帯》 1938年、小川原脩記念美術館蔵
小川原脩 《群れ》 1977年、小川原脩記念美術館蔵
小川原脩 《チベット讃歌》 1982年、小川原脩記念美術館蔵