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江戸絵画が描き出す、平和の喜びと様々な愛のかたちを、楽しみました
岡田美術館、私は今回で5回目の訪館。ちょっと入館料がお高いですよね。車なら駐車料金もかかるし。でも、ボリュームがあって見どころは満載です。それに、いつでもめちゃ空いています。
今回の企画展は、江戸絵画、良いですね~。「愛と平和の江戸絵画」?なんてタイトル? もっとましなタイトルはなかったの? でも内容は、森狙仙・伊藤若冲・上村松園、酒井抱一・鈴木其一・渡辺崋山・尾形乾山・光琳、浮世絵の師宣・春章・北斎・広重などなど有名どころの重文作品もザクザクです。あっ、歌麿はないのね。泰平の世を謳歌する人々や、穏やかな日常を描いた風俗画、親しみをこめて描かれたいきものたち、家族や恋人など愛する人への想い、更に動植物への愛も‥、などが伝わる作品の数々を展示紹介されていました。《修学院図屏風》も、よく見る上杉本や舟木本の洛中洛外図とは違い、またとても面白いです。つい見入ってしまいます。守藤印《吉野花見図屏風》も圧巻でした。原在明《洛北真景図巻》は尾張徳川家の姫君のための庭園だとか。スゴ!! です。NHK大河の影響でしょうか、昨今は浮世絵や江戸絵画に注目が集まっている様ですね。一握りの上流階級のため、或いは信仰布教のため、の文化芸術ではなく、平和によってもたらされた、色々なアートの華を、観ることが出来ました。メインビジュアルの伊藤若冲《孔雀鳳凰図》は、長年行方が分からず、モノクロ図版でしか知られてこなかったものが、2016年に再発見されたものなのだそうです。でも、動植綵絵などで見慣れた若冲の作品です。それよりも、未だ3度目の対面になった《月に叭々鳥図》が大好きです。毎週金曜日なら午前11時から特別展ギャラリートークもあります。
常設展の方も、なかなかに見どころが多いです。うつわもの以外の工芸が、漆芸や布物やらも、もう少しあっても良いのでは?と思ってしまうのですがね。仏教美術も最後に少しだけです。蒐集家の好みが大きく影響しているものなので仕方ありませんが。
岡田美術館さんは、観光途中の立ちよりなら、かなり時間をたっぷり目に見積もった方が良い美術館です。あと、「撮影不可」というのではなく、カメラやスマホまでも館内は持ち込み禁止です。これはちょっと、ある程度タイムテーブルをもって動きたい旅行中には、問題です。せめて各階廊下くらいに時計を置いてほしいものです。秋ぐらいな… Read More









