2.0
自分なりのお気に入りを探そう
新収蔵品展ということで、絞ったテーマが設定されているわけでは無いから、鑑賞者がそれぞれお気に入りを見つける事ができればそれで良いのだろう。
(1)西宮出身の狩野派、勝部如春斎はこの展覧会のメインビジュアルになっている古梅鷲図の細かな描写に感心しつつ、隣に展示の恵比寿図では水墨でさらさらと流れるような描写。関連作として展示の富岡鉄斎の屏風は見応えあった。
(2)金山平三は、独特の湧き立つような筆致の花の描写がきれいだった。
(3)辻愛造は画面から水辺の匂い(良い匂いではなく...)がするような、ムッとした空気感。
(4)今回一番印象的だったのは、秦森康屯のまるで仏様のようなに見える「自画像」と横たわる裸婦を足側から見た「女」。
(5)加えて、特別展示として黒崎彰の木版画の展示室があり、多色刷りの板木が作品と一緒に展示されていたのは興味深かった。なるほどこうやって出来るのか。現代の浮世絵、面白いかも。
特別な感想は持てなかったけれど、日本画特集の部屋もあったり、人も少なく盛りだくさんをゆっくりと楽しめた。




