この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
屏風全体に草花を散らし、幻想的な世界を作り上げた「たはらやの草花図」。「たはらや」とは、琳派の祖とされる俵屋宗達が率いた工房を意味し、その商標たる「伊年印」を有する「草花図」が金沢を中心とした北陸地方で数多く愛蔵されています。
宗達は誰もが知る巨匠ですが、その後継者が加賀・金沢で活動したことは、意外と知られていません。その中心を担った宗雪と相説は、読みが同じ「そうせつ」であることから、かつては同一人物とも思われていましたが、宗雪は加賀藩に仕え、その後継者として活躍したのが相説と考えられています。
この地で長く愛されてきた「たはらやの草花図」は、「加賀につづいた琳派」と呼ぶことができます。本展覧会では、その源流となる宗達の作品から、加賀での道筋を付けた宗雪と相説への作風の転換を探るとともに、五十嵐派蒔絵との関わり、「伊年印」の作品の全40 点を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2025年4月26日(土)~2025年5月25日(日)
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会場 |
石川県立美術館
![]() |
住所 | 石川県金沢市出羽町2-1 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学生 800円(600円) 高校生以下無料
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TEL | 076-231-7580 |
URL | https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/ |
石川県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

重要文化財《秋草図屏風》(左)俵屋宗雪 東京国立博物館蔵 ImageImage:TNM Image Archives

重要文化財《秋草図屏風》(右)俵屋宗雪 東京国立博物館蔵 ImageImage:TNM Image Archives

石川県指定文化財《秋草図屏風》(左)喜多川相説 石川県立美術館蔵

石川県指定文化財《秋草図屏風》(右)喜多川相説 石川県立美術館蔵

《桜芥子図襖》伝 俵屋宗達 大田区立龍子記念館蔵

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石川県指定文化財《三十六歌仙額》のうち「伊勢」 宗達派 尾﨑神社蔵 展示替あり