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日本の展覧会では類を見ない多数の肖像画
当展示会の顔は言うまでもなく「美人読詩」なのだろう。実際、展覧会に足を運び多数の作品を見た中でもやはり1番美しく心に残るのはこの作品であった。展示作品は日本の美術展では類を見ないほど肖像画が多く、近代日本の礎を築いた人々と彼らを支えた人々が一堂に会する場でもあった。政治経済に興味のある方・近現代日本史に興味のある方はそういった面からも楽しめると思う。石橋和訓以外の画家の作品では、Ⅰ立志のフロアに展示されていた「観梅図(藤原俊成女観梅ノ図)」(本田錦吉郎)が印象的だ。梅林に立つアルカイックスマイルを浮かべた高貴な女性は、わずかに人間の範疇からはみ出した美しさがあり、梅の香の幻が漂ってくるようであった。




