この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、内と外の風景を、原田郁(はらだいく 1982-)と衣真一郎(ころもしんいちろう 1987-)の絵画によって提示する展覧会です。
現代美術家の原田郁は、彼女だけの3DCGによる仮想世界「inner space」を拡張させ続けながら、自在にその中を歩き回り、その一角を絵画として描き起こします。画家の衣真一郎は、自身の故郷を中心に、古墳や山、田畑などを目印に歩き続け、その周囲にも目を向けながら風景を取り込み、絵を作っています。
「動物と夢想家とコンピュータとが同居している存在である人間」*とも言われる私たちは、それぞれが、それぞれの場所で風景を記憶と心に蓄積します。季節や時間の流れの移り変わりにより、その場限りの風景を見せてくれる屋外はもちろん、室内、あるいはデジタル空間であっても、その人の置かれた境遇、体調、気分によって、その場限りの風景が記憶に刻まれることは、多くの人が体験していることかもしれません。こうした内外の風景の蓄積が、私たちの「世界」を豊かにひろげているのでしょう。
「リポジトリ repository」とは、貯蔵庫、収納場所あるいは墳墓などを意味する単語であり、デジタルデータを格納する構造のことも指します。「美術館」・「図書館」という太田市美術館・図書館の性質を言い表すのと同時に、二人の作家がフィールドとする、広がり続ける仮想世界や、植物にまぎれながらあり続ける古墳をも想起させる単語です。作家は、それぞれのリポジトリで風景に出合い、 “内=自身の心象を反映させた仮想世界”と、“外=刻一刻と変化する土地”を画面にあらわします。
二人が各自の方法でつくりあげた内と外の風景をご覧いただくことで、それが皆様の「世界」をほんの少しでもひろげるきっかけになることを願って、本展を開催します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2025年2月22日(土)~2025年5月18日(日) |
|---|---|
| 会場 |
太田市美術館・図書館
|
| 住所 | 群馬県太田市東本町16番地30 |
| 時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
| 休館日 |
月曜日 月曜日、2月25日(火)、26日(水)、3月25日(火)、4月30日(水)、5月7日(水) ※ただし、2月24日、5月5日は開館 |
| 観覧料 | 500円(400円)
|
| TEL | 0276-55-3036 |
| URL | https://www.artmuseumlibraryota.jp/ |
太田市美術館・図書館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
原田郁《GARDEN-OTA #001》2024年 アクリル絵の具・カンヴァス、145.5×145.5cm
原田郁《inner space (NEO OTA)》部分update 2024.10 映像・可変
原田郁《紙立体「OTOKO」》《紙立体「UMA」》2024年 紙・アクリル絵の具 25×20×7cm
衣真一郎《Landscape -Lake, Mountains, Tumulus-》2020年 アクリル絵の具・木製パネル、256×480cm 写真:加藤健
衣真一郎《横たわる風景》2021-2022年 油彩・カンヴァス、162×227.3cm
衣真一郎《古墳のある風景》2023-2024年(参考作品)油彩・カンヴァス、259×194cm
原田郁《WINDOW 2024 #001》2024年 アクリル絵の具・カンヴァス、162×324cm
写真:阪中隆文、画像提供:東京都渋谷公園通りギャラリー
原田郁「In the Window」展示風景(アートフロントギャラリー、2023年)
写真:野口浩史、画像提供:アートフロントギャラリー
「The rising generation 16」展示風景(渋川市美術館・桑原巨守彫刻美術館、2018-2019年)左から、衣真一郎《青い壺》2012年、油彩・カンヴァス、162×162cm《横たわる風景》2016年、油彩・カンヴァス、228×364cm《Lying Things》2016年、水彩・木、サイズ可変 写真:木暮伸也
