この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
ツル、カメ、貝、トンボ、オシドリ、犬、タカ、虎、龍、鳳凰などなど、工芸には数え出したらきりがないほどの動物たちが登場し、時として、制作に欠かせない素材や道具にも用いられます。
ツルカメは長寿、貝は豊穣、トンボは武運というように、モチーフとなる動物には、もともと願いや祈りがこめられてきました。その意味は時代によって変わることもありますが、根底にはいつでも自然界に生きる動物の形や習性があります。
近代において作家は、動物のモチーフがそれまでにもっていたイメージによらない作品を制作するようになりました。素材と技法の特性を生かした造形に挑むなかで、卵殻の小さなかけらは柔らかな毛並みへ、たたいた金属の硬質な輝きはタカの勇猛さへと転じました。また作家と動物がより近しくなることで生まれた親しみのこめられた視線は見る人の共感を呼び起こします。
作家たちが、さまざまな素材と技法で表現した、動物の生き生きとした姿をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年2月28日(火)~2017年5月21日(日)
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会場 |
国立工芸館
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住所 | 石川県金沢市出羽町3-2 |
時間 | 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 ※ただし3月20日、27日、4月3日、5月1日は開館 3月21日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 210円(100円) 大学生 70円(40円)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.momat.go.jp/cg/exhibition/animals_2017/ |
国立工芸館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

大塚茂吉《猫》2005年 東京国立近代美術館蔵

田口善国《漆透かし絵 犬》 1985年 東京国立近代美術館蔵

辻清明《信楽珍獣》 2006年 東京国立近代美術館蔵

二十代堆朱楊成 《彫漆硯箱 玄鶴》 1944年 東京国立近代美術館蔵

ルネ・ラリック 《雄鶏と羽根文花瓶》 1928年 東京国立近代美術館蔵

松田権六《蒔絵鷺文飾箱》 1961年 東京国立近代美術館蔵

鈴木長吉《十二の鷹》(部分)1893年 東京国立近代美術館蔵

ルネ・ラリック《ブローチ 翼のある風の精》 1898年頃 東京国立近代美術館蔵

田口義明《蒔絵棗 金魚》2004年 東京国立近代美術館蔵