3.0
帷子が素敵
着物の変遷を解く、というには少し弱い感じだが、展示後半の帷子がとても素晴らしかった。美しく手の込んだもの、大胆で面白い意匠など昔の人のバラエティーに富んだ美意識が伺えて楽しい。富士雲竜夕立文様の着物は、一枚の絵のように仕立てる日本の着物ならではの面白さで、昔の人のユーモアを感じる。
美術館としての箱そのものは、ただの公民館のようであまりときめかない。が、周囲に良いところはいっぱいあるので、観光を兼ねて行っても楽しいと思う。
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日本伝統の装い、きもの―今もなお見る人を魅了する美と技の世界
日本の民族衣装として認知され、礼服や晴れ着として着用されている「きもの」。きものは古くは「小袖」と呼ばれ、室町時代ごろに表着として定着して以来、日本における一般的な衣服として着られてきました。明治時代になって本格的に洋服が導入され、またそれが時代と共に普及しても、きものは日本の文化を象徴する衣装であり続けてきました。現在でも七五三や成人式といった節目では多くの人がきものを着ますし、夏祭りの夜にはゆかた姿で出かける人をしばしば見かけます。着る機会こそ少なくなりましたが、ある種の憧れと親しみを感じさせる、魅力的な衣服だと言ってよいでしょう。
そのような「きもの」ですが、分かっているようで説明できないことも多いのではないでしょうか。きものの前身である小袖はいつから存在し、どのような経緯で主要な衣服になったのか。形の上ではほとんど同じに見える「打掛(うちかけ)」「帷子(かたびら)」「単衣(ひとえ)」などは、どんな違いがあって呼び分けられるのか―このような疑問をたどっていくと、日本の服装の歴史や、きものに関わる素材や技術の多様さを知ることができます。
本展では、奈良県立美術館所蔵の吉川観方(よしかわかんぽう)コレクションから江戸時代の女性のきものを中心に展示し、日本の伝統文化の一つである「きもの」の変遷を振り返ります。当時の技術と意匠によって生み出された豊かな服飾文化をお楽しみください。
会期 |
2024年7月13日(土)~2024年8月25日(日)
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---|---|
会場 | 奈良県立美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市登大路町10-6 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日、7日16日(火)、8月13日(火) ※ただし7月15日、8月12日は開館 |
観覧料 | 一般 600円(400円) 大・高生 400円(200円) 中・小生 200円(100円)
|
TEL | 0742-23-3968 |
URL | https://www.pref.nara.jp/11842.htm |
3.0
着物の変遷を解く、というには少し弱い感じだが、展示後半の帷子がとても素晴らしかった。美しく手の込んだもの、大胆で面白い意匠など昔の人のバラエティーに富んだ美意識が伺えて楽しい。富士雲竜夕立文様の着物は、一枚の絵のように仕立てる日本の着物ならではの面白さで、昔の人のユーモアを感じる。
美術館としての箱そのものは、ただの公民館のようであまりときめかない。が、周囲に良いところはいっぱいあるので、観光を兼ねて行っても楽しいと思う。
4.0
きもの に特化した展覧会
事前に展示数を把握できず もしかすると少ないかもと思いながらも訪問 思いの外多し
美しい 絵画の世界 自国を自慢したくなる 世界的催し時に国代表の方には是非とも きものを着用して貰いたいと強く思った次第
遠目からでも渋い!と声を出したものは 重要文化財であった 流石だ カッコ良き
内側にも工夫 粋! やるなぁ和の国!
暑い夏 先ずは 湯上がり浴衣 活用しよ
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