
- CLIP
- VISIT
- TICKET
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 597 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
1988年(昭和63年)4月に開館した箱根・芦ノ湖畔に立つ成川美術館は、文化勲章受章画家・山本丘人の代表作150点余りを核に、平山郁夫作の作品(素描を含む)を40点余、他現代日本画を中心としたコレクションを4000点以上所蔵している。
堀文子、岡信孝、牧進、関口雄揮、吉田善彦、毛利武彦、平岩洋彦、岡崎忠雄、小林済、前本利彦、牛尾武、柳沢正人らの作品数は、日本一を誇り、そのほかにも、日本で1、2を誇るコレクションとして、森田りえ子、石本正、中野嘉之、平松礼二、木村圭吾、内藤五琅、矢谷長治、吉田多最らの作品群がある。
成川美術館は、現代日本画に焦点を絞り、その精華を世に問うユニークな美術館である。特に、戦後の日本画のすばらしさを広めることを設立の目的の一つとしている。
戦後の日本の歩みとともに進展した新しい現代日本画は、平安時代の「やまと絵」以来の伝統を誇りながらも、色彩を塗り重ね、構図やイメージの刷新や拡張など、芸術として一層の深化を遂げている。
国際化した現代の複雑な感情も画背に塗り込めらながら、新時代の美術運動を画する最初の指標として、昭和23年1月に結成された「創造美術」の先頭に立って日本画を牽引したのが山本丘人であり、その作品が成川美術館のコレクションの中核となっている。
また、有名作家・実力作家を顕彰するだけではなく、無名であっても将来有望な画家、世に未だ知られていない気骨のある芸術家たちをいち早く認め、それらの作品を精力的に収集・展示することで、現代の作家とともに歩みながら、新しい日本画の未来を切り開くことこそを真の使命としている。
この美術館にはまだ感想・評価の投稿がありません。
最初の感想・評価を投稿してみませんか?
(展覧会についての感想・評価は、各展覧会のページよりご投稿をお願いいたします。
こちらは、「美術館」自体についての感想・評価の投稿欄となります。)
感想・評価を投稿する