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高梁市歴史美術館 Takahashi City History Museum
高梁市歴史美術館についてABOUT Takahashi City History Museum
岡山県高梁市は岡山県西部、古くは備中国(びっちゅうのくに)といわれた地域の中心に位置し、江戸時代には備中松山城とその城下町を中心とした備中松山藩として知られていた。
幕末維新時には老中首座板倉伊賀守勝静の領地として栄え、この時、多くの人材を輩出したことでも知られている。
高梁市歴史美術館は、生涯学習センターとして建設された高梁市文化交流館の2階部分に設置されている。これまで寄贈等で高梁市に集積された美術品、あるいは、歴史資料を保存活用するとともに、高梁の歴史に関する資料、高梁ゆかりの作家の作品の収集、企画展等の開催を行っている。
収蔵品の特徴
◆備中松山藩関係資料
高梁は江戸時代を通じて備中松山と呼ばれ、小堀正次、政一(まさかず 遠州)父子に治められたのを始めとして、池田氏、水谷氏、安藤氏、石川氏、板倉氏と主に譜代大名の領地であった。その中でも板倉氏は7代124年間この地を支配し、特に幕末維新期の動向は注目される。
藩の関係資料は、市内の八重籬神社(やえがきじんじゃ 現高梁市内山下)に部分的に残されていたものを中心としている。同神社は、1793(寛政5)年、板倉勝政が始祖板倉勝重(江戸時代初期の京都所司代)を祭り、建立した神社である。資料の中には板倉氏関係資料を始め、水谷時代のものもわずかに含まれるほか、明治維新後、旧藩関係者から奉納されたものも多くみられる。
◆清水比庵作品
清水比庵(しみずひあん)は1883(明治16)年、岡山県上房郡高梁町(現高梁市)に生まれた。はじめは実業界で活躍し、栃木県日光町(現日光市)の町長に就任したが、この頃から「歌人町長」として知られていた。町長を辞した後、短歌、書、画の三芸に没頭し、それぞれに独自の境地を開いた。その姿は「今良寛」とも呼ばれ親しまれた。和歌では1966(昭和41)年、宮中歌会始の召人に選ばれ、御題「声」の一首「ほのぼのとむらさきにほふあさぼらけうぐひすのこゑやまよりきこゆ」を献じた。後に高梁市名誉市民にも推戴されている。1975(昭和50)年92歳で永眠。
比庵作品のコレクションは大部分が遺族からの寄贈によるもので、作品250点、遺品等は約600点を収蔵している。書画作品のほか、陶器への絵付け、帯染め付けを行った作品など、その制作意欲は多方にわたっていたことを示す作品も含まれる。
◆その他の作品
寄託品を含め、高梁ゆかりの画家として前田吉彦、平木政次、藤彦衛門(ふじひこえ)をはじめとした洋画家の作品、間野凸渓(まの とっけい)、白神澹庵(しらが たんあん)、小倉魚禾(おぐら ぎょか)などの日本画家の作品のほか、幕末維新期に活躍した佐藤一斎、山田方谷、三島中洲、川田甕江、進鴻渓、鎌田玄渓といった文人の書跡、遺品などを主な収蔵品としている。
利用案内INFORMATION
- 高梁市歴史美術館 公式サイトURL
- https://www.city.takahashi.lg.jp/site/takahashi-historical-museum/
- 所在地
- 〒716-0043 岡山県高梁市原田北町1203-1 高梁市文化交流館2階
- TEL 0866-21-0180
- 最寄駅
- JR伯備線 備中高梁駅下車 南へ約700メートル
- 開館時間
- 9:00〜17:00 (最終入館時間 16:30)
- 休館日
-
火曜日
火曜日が祝日の場合は翌日
年末年始(12/28~1/4)
展示替期間 - 入館料・観覧料
-
大人 400円
小中学生 200円
30名以上100名未満の団体は1割引
100名以上の団体は2割引
※特別展、企画展開催の際は別料金になります
開催展覧会情報をご確認ください。
※障がい者手帳をお持ちの人と介助者1名は無料 - 割引クーポン
- 特になし
- 美術館名 よみがな
- たかはししれきしびじゅつかん
アクセスマップACCESS MAP
高梁市歴史美術館〒716-0043 岡山県 高梁市原田北町1203-1 高梁市文化交流館2階 TEL 0866-21-0180
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