この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)は、明るく軽快な作風で知られる一方、彼の作品の根底には社会を鋭く洞察する眼差しがありました。ヘリングは、時にユーモラスに、時に辛辣に社会を描写し、平和や自由へのメッセージを送り続けました。
本展の副題は、ヘリングが広島平和記念資料館を訪れた際に日記に残した「誰が再び望むのだろうか?どこの誰に?(原文:Who could ever want this to happen again? To anyone?)」という言葉に着想を得ています。一瞬で街を焼け野原にした原子爆弾。今なお世界には1 万2000 にのぼる核弾頭が存在し、絶え間なく戦争が続くなか、来年には第二次世界大戦の終結から80 年の節目を迎えようとしています。
本展は、ヘリングの眼差しを通して世界が抱える課題に向き合い、現代における「平和」や「自由」の意味について考えることを目的としています。
平和自由へのメッセージ
ヘリングが生涯一貫して希求した「平和」と「自由」という主題には、アメリカの歴史や80年代当時の世界情勢が色濃く反映されています。本展では、1987年に東京都多摩市の複合文化施設「パルテノン多摩」の開館に際して招聘されたヘリングが、500人の子どもたちと制作した《平和Ⅰ-Ⅳ》、《マイ・タウン》、《サウンド・ツリー》など、子どもたちのために制作された数々の作品を通して、制作から40年近くの年月が過ぎようとする現在に、これらの作品に込められたメッセージについて考えます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年6月1日(土)~2025年5月18日(日) |
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会場 | 中村キース・ヘリング美術館 Google Map |
住所 | 山梨県北杜市小淵沢町10249-7 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 | 定期休館日なし |
観覧料 | 大人 1,500円 16 歳以上の学生 800円 障がい者手帳をお持ちの方 600円 15歳以下 無料
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TEL | 0551-36-8712 |
URL | https://www.nakamura-haring.com/ |
中村キース・ヘリング美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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