3.0
結構難しい
新印象派とアナキズムのつながりなど、「へぇー」から始まったけど、ちょっととっつきにくさのあるむずかしさもあった。
ただ、ちょうど、ギャラリートークが開催されていて聞いてみたら、なんとなくわかるところもあったり、面白く聞くこともできた。
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芸術=創造とはそもそも、いまだ了解されない認識や知覚の領野を拡張していく営みです。ゆえに芸術とは、「芸術」として名づけられ、一つに回収されてしまうことへの抵抗をあらかじめ含んでいます。このことは、未知未踏の領野を取り込み制度化することで国土や資本を拡張してきた近代以降の思考自体への抵抗になぞらえることもできるでしょう。この制度化され、統治されることへの抵抗・逃走の姿勢=アナキズムに芸術の本来的な力を認め、その可能性を問うことは、硬直化した社会そのものを突破する契機にもなるのではないでしょうか。
近年、芸術を含むあらゆる場で、旧来の制度や差別への連帯闘争が試みられています。それらは切実な抵抗の態度であり、私たちを鼓舞する重大な拠り所となるものの、ゆえにこそ小さな個別の差異を均してしまう危うさと隣り合わせにあるものともいえます。このギリギリの状況において、私たちの個々の表現や日常的な振る舞いは、いかに一つに回収されることなく共存し、それでも抵抗の力を持ち続けることができるのでしょうか。そのそれぞれの試みがアナキズムの実践だといえます。
19世紀末、近代化と背中合わせに気運の高まったアナキズム運動に共感した新印象主義の画家たち。第一次世界大戦と前後して、社会の中心から逃れ、スイスのモンテ・ヴェリタに集った芸術家を含む様々な思想の持ち主たち。第二次世界大戦後、急進する資本主義体制をかいくぐり日常の革命を試みたシチュアシオニスト・インターナショナルとその重要メンバーのアスガー・ヨルン。ソ連時代から現在まで、野外や自室で非公式芸術としてのアクションを展開し続けるロシア集団行為。さらに自宅での制作と自主展覧会の運営を実践したマルガレーテ・ラスペや共同スタジオを運営するコーポ北加賀屋(adanda+contactGonzo+dotarchitects+remo+FabLabKitakagaya+102木工所+REUNIONSTUDIO)の面々、アーティスト集団のオル太や、生活も制作も発表もそれらの場所も、全てを自在に往来し続ける大木裕之。
本展では、芸術と社会にどっぷりと関わりながらも軽やかに抵抗・逃走し、あえて「しないでおく」ことの可能性も含めて生き、創造する人々の実践を紹介します。
| 会期 | 2024年10月12日(土)~2025年2月16日(日) |
|---|---|
| 会場 |
豊田市美術館
|
| 住所 | 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 |
| 時間 | 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
| 休館日 |
月曜日、 年末年始 2024年12月28日(土)~2025年1月17日(金) ※ただし10月14日、11月4日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 高校・大学生 1,100円(900円) 中学生以下 無料
|
| TEL | 0565-34-6610 |
| URL | https://www.museum.toyota.aichi.jp/ |
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新印象派とアナキズムのつながりなど、「へぇー」から始まったけど、ちょっととっつきにくさのあるむずかしさもあった。
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