この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
LEDのデジタルカウンターによる作品で世界的な評価を獲得した宮島達男の、日本の美術館では6年ぶりの個展を開催します。
宮島の作品は、数字の9から1までをカウントし、再び9から繰り返します。それぞれ異なるスピードで進む数字のカウントは、私たちの命を表しており、宮島は今も昔も変わらない命の大切さを訴えています。
また、宮島は、繰り返し「アート・イン・ユー」と述べています。すなわち、芸術家だけでなく、私たち誰もが創造性を持っているのです。カウンターの速度を参加者に委ねた作品制作や、協働で被爆二世の柿の木を植樹するプロジェクト等から窺えるように、宮島は、人との関わりやその創造性を重視した活動にも取り組んでいます。
本展は、「宮島達男展『生と死-命のひかり-』」と題し、を28メートルの壁面に6面のスクリーンが投影される「カウンター・スキン」シリーズの新作映像や、デジタルカウンターを用いた作品等を発表します。
人種や肌の色を超えた普遍性を提示し、誰もが持つ創造性を教えてくれる宮島の作品は、現代において重要性がさらに増してきているのではないでしょうか。宮島の新たな挑戦を鹿児島でご覧ください。
◆ 宮島達男 プロフィール
1957年、東京都に生まれる。1980年東京藝術大学に進学、榎倉康二に師事。1988年にデジタルカウンターを使った《時の海》を発表し、同年「第43回ベネチア・ビエンナーレ」アペルト部門に同作品を出品。1989年には「大地の魔術師」展(ポンピドゥ・センター、パリ)に出品。1999年、「第48回ベネチア・ビエンナーレ」《Mega Death》出品。その他、国内外の展覧会への出品多数。
また、1995年には被爆した柿の木の二世を植樹する「『時の蘇生』柿の木プロジェクト」を立ち上げ、2005年より「世界アーティストサミット」を計3回開催するなど、アートと社会の関係を問い直す活動もしている。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年10月7日(金)~2016年12月4日(日)
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会場 | 鹿児島県霧島アートの森 Google Map |
展示室 | 鹿児島県霧島アートの森 アートホール |
住所 | 鹿児島県姶良郡湧水町木場6340番地220 |
時間 |
9:00~17:00
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休館日 |
月曜日 月曜日が祝日の場合は翌日 年末年始(12/29~1/2) 臨時休園(2月の第3月曜日~第4月曜日) |
観覧料 | 一般 800円(600円) 高大生 600円(400円) 小中生 400円 (300円)
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TEL | 0995-74-5945 |
URL | http://open-air-museum.org/event/event-34291 |
鹿児島県霧島アートの森の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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