この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
カスヤの森現代美術館では年間5~6回開催される企画展のほか、世界的な評価を得ているヨーゼフ・ボイスやナム・ジュン・パイク、李禹煥、宮脇愛子の作品を常設展示しています。
◆ヨーゼフ・ボイス
1921年ドイツ北部クレーフェルト生まれ。40年空軍に入隊しパイロットとなる。終戦後にデュッセルドルフの美校で彫刻を学ぶ。彫刻家として、兎、コヨーテ、脂肪、銅、フェルトといったマテリアルを繰り返し用いたが、それらは戦争中の体験からきたものだと自ら語っている。
60年代にデュッセルドルフが現代美術の拠点のひとつとなった頃、ナム・ジュン=パイクとフルクサスの活動に参加。それを媒介として、アートは社会の中でより広くどのようにその役割を演じる ことができるかを進化、発展させていった。その後、巨大な彫刻や小さなオブジェ、ドローイングやインスタレーションなどを次々と発表。その活動は精神経済や直接民主主義の提唱などにまで及んだ。
1984年来日、西武美術館で展覧会を行う
1986年デュッセルドルフにて没。
主な展示作品
1971年「黒板消し(フェルト)」、1973年「直接民主主義のためのバラ」、1974年「POST(木)」、1975年「ferrum (鉄)」「爪・脂肪」 1981年「汚染されたライン川の水」、1982年「エレメント(銅・鉄板)」、1985年「カプリバッテリー」「黄金へのニュース」 、その他版画等
◆ナム ジュン パイク(白 南準)
1932年7月20日アメリカ生まれ、メディア・アーティスト
1991年 カイザリング賞、ドイツ
1993年 金獅子賞、第45回ヴェネチア・ビエンナーレ
1992年 ピカソメダル、ユネスコ
1995年 ホー・アム賞、韓国
1998年 第14回京都賞の芸術表現部門
2006年マイアミにて没
主な作品
1963年 「ロボット K-456」、1973年 ビデオ映像「ジョン・ケージに捧げる」、1981年 ビデオ・カード「J・ボイスとパイクによるピアノ・デュエット」、1984年 「グッドモーニング・ミスター・オーウェル」、パリ-ニューヨークを結ぶ衛星通信プロジェクト、1986年 「バイ・バイ・キップリング」、ニューヨーク -東京-ソウルを結ぶ衛星通信プロジェクト、1988年 「多いほどよい」ソウル・オリンピック、1992年 「テレ-コミューティング:バリ島からブロードウェーへ」、1993年 「土星人」、『パイクのグランド・ピアノ'86』は、1986年国際平和展にちなんで開催された神奈川「芸術-平和への対話」展のオープニングイヴェントとして行われたナム ジュン・パイク+山下洋輔ジョイントコンサートの 折、パイクによってグランド・ピアノが「作品」として制作されたもので、ピアノ下部のモニタには、二人の アーティストによって同時進行されるその時の様子がそのまま記録されています。
◆李 禹煥
1936 韓国慶南に生まれる
1956 ソウル大学校美術大学を中退後、来日
1971 第7回パリ・ビエンナーレ
1977 第6回カッセル・ドクメンタ
1978 デュッセルドルフ・クンストハーレ 個展
1986-87「前衛芸術の日本」展、ポンピドーセンター
1993 神奈川県立現代美術館 個展
1997 ジュ・ド・ポウム国立美術館 個展、パリ
2000 上海ビエンナーレにおいてユネスコ賞 受賞
2001 クンストゼウム・ボン 個展
第13回世界文化賞(絵画部門)受賞
2005 毎日芸術賞 受賞
2007 第52回ベニス・ビエンナーレ 個展
2008 ペイス・ギャラリー 個展
著書/「出会いを求めて」「時の震え」「立ちどまって」「余白の芸術」他、
個人画集多数
展示作品
2009年「Dialogue」(展示室壁面に直接描かれた作品)
◆宮脇愛子 Aiko Miyawaki
1929年 東京生まれ
1946年 小田原高等女学校卒業
1952年 日本女子大学文学部史学科卒業
1953年 阿部展也、斎藤義重に師事する
1956~66年 ミラノ、パリ、ニューヨークに在住
1957年 サンタモニカ・シティ・カレッジおよびカルフォルニア大学ロサンゼルス校に学ぶ
1959年~ 東京、ミラノ、パリ、ニューヨーク、ウッジ他世界各地で個展、グループ展開催
1967年 グッゲンハイム国際彫刻展で「買い上げ賞受賞」
1977年 第7回現代日本彫刻展で《MEGU-1977》が「北九州市美術館賞」を受賞
1980年~ 世界各地に彫刻作品「うつろい」設置
1981年 第2回ヘンリー・ムアー大賞展で《うつろひ》が「エミリオ・グレコ特別優秀賞」を受賞
1982年 第8回神戸須磨離宮現代彫刻展で「第1回土方定一賞」を受賞
1986年 第2回東京野外彫刻展で「東京都知事賞受賞」を受賞
1992年 バルセロナ・オリンピック広場に設置の《うつろい》で「カタルーニャ藝術評論家賞」を受賞
1998年 個展「はじめもなく終わりもない 宮脇愛子 彫刻家の軌跡」開催/神奈川県立近代美術館
2000年 第7回日本藝術振興賞受賞
2003年 フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ受章
※他に世界各地で個展、グループ展を多数開催
主な展示作品
1968年「作品(真鍮)」 1972年「メグ(ガラス)」 2006年「うつろひ(ステンレスワイヤ、野外設置)」
その他1960年代の油彩を中心に「うつろひ」のドローイング(墨)など
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 常設展示 |
---|---|
会場 | カスヤの森現代美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県横須賀市平作7-12-13 |
時間 | 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 火曜日 水曜日 ※展示替えの週を除く |
観覧料 | 一般 700円 学生 600円(小学生 400円) |
TEL | 046-852-3030 |
URL | https://www.museum-haus-kasuya.com/ |
カスヤの森現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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