この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
大分市に生まれた福田平八郎(1892~1974)は、18歳のとき京都に出て京都市立美術工芸学校を経て京都市立絵画専門学校に学びます。1919年に第1回帝展に初入選し、次いで第3回帝展に出品した《鯉》が特選を受賞し、迫真の写実表現が注目を浴び、一気に画壇の寵児となります。
以後も官展系の画家として活躍するなかで、桃山時代の障屏画や琳派の伝統的な画風を研究し、写生を基本としながら形態の単純化をおしすすめます。やがて豊かな色彩と奇抜な画面構成による独特の装飾表現を志向し、1932年に《漣》を発表。その大胆な挑戦で人々を驚倒させました。戦後は、《新雪》、《雨》、《水》など、徹底した自然観照によりながらも、色や形、視点や構成に趣向を凝らした作品を制作し、「写実に基づく装飾画」という新しい時代の芸術を確立しました。
本展では、日本美術の伝統を継承しながら、独自の手法で近代的な新しい日本画の世界を切り拓いた福田平八郎の画業を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年5月18日(土)~2024年7月15日(月・祝) |
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会場 |
大分県立美術館(OPAM)
![]() |
展示室 | 3階 展示室B |
住所 | 大分県大分市寿町2番1号 |
時間 |
10:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
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休館日 | 2024年6月17日(月) |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 大学・高校生 1,000円(800円)
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TEL | 097-533-4500 |
URL | https://www.opam.jp/exhibitions/detail/1538 |
大分県立美術館(OPAM)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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