5.0
TRIOの衝突
DUOだったとしたら、絵画同士の共通点を探して、あぁ何となく似てるよね、で終わってしまいそうだが、TRIOで3作品目がぶつかることによって、作品が小さくまとまるのではなく、何でこの3作がセットなんだろう、と解釈が広がり始めるのが面白かった。特に、藤田嗣治「五人の裸婦」、マリー・ローランサン「プリンセス達」に、ジャン・メッツァンジェ「青い鳥」がぶつけてあったのが、その感が強かった。
今まで見ていた油絵が佐伯祐三、荻須高徳など暗い色調が多かったこともあり、色とりどりの明るい色調の絵画を見ることが出来て楽しかった。