この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本史で古代(飛鳥・奈良・平安時代)と呼ばれた時代、北海道ではオホーツク文化と擦文文化が展開していました。
オホーツク文化は、5世紀から9世紀頃にサハリン南部から北海道の東北部、千島列島にかけて広がった文化です。北方から南下した外来の文化と考えられており、海獣狩猟と漁撈を生活の基盤とし、クマを中心とする動物儀礼に特徴があります。
擦文文化は7世紀後半から12世紀にかけて北海道の全域に広がった文化で、本州の古代国家の影響のもとに成立しました。漁撈・狩猟・採集を中心に雑穀を利用し、アイヌの文化の直接的な母胎になったと考えられています。
しかしながら、ともに本州の古代と同じ時代の文化であるにもかかわらず、本州においては馴染みが薄いのが現状ではないでしょうか。
今回の特集展示では、北海道東部の北見市常呂町に拠点をおき長年にわたって調査・研究を進めてきた東京大学常呂実習施設と、大学共同利用機関である国立歴史民俗博物館が連携して、この2つの文化をわかりやすく紹介します。日本列島には多様な文化が展開していたこと、「あなたの知らない古代」に関心をもっていただけたら幸いです。
なお本特集展示は、東京大学文学部「人文学における国際的地域・社会連携の推進」プログラム関連事業として実施します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年11月14日(火)~2024年2月12日(月・振) |
---|---|
会場 | 国立歴史民俗博物館 Google Map |
展示室 | 第1展示室 特集展示室 |
住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
時間 |
9:30~16:30
(最終入場時間 16:00)
|
休館日 |
月曜日 月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館 年末年始 12月27日~1月4日 |
観覧料 | 一般 600円 大学生 250円 高校生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.rekihaku.ac.jp |
国立歴史民俗博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
千葉県で開催中の展覧会