この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
明治期の半ばに「日本画」と対になるようにして、「洋画」という言葉と作品が生まれました。日本人による洋画はその後昭和初期まで、20世紀の新しい動向と同時代のものであろうとしたり、逆に西洋古典絵画の精神に迫ろうとしたり、またあえて日本の歴史や風土を題材として「日本的油絵」の創出を試みるなど、複雑な展開を見せます。そこには、後発としての葛藤と、それゆえに得られた魅力があります。
戦後になって「洋画」や「洋画家」という意識は次第に薄れてきますが、その一方で、現代日本の若手作家たちが人物や風景などを油彩で描いた絵画がいわゆる「現代アート」として国際的にも高く評価されています。このような作品は「洋画」とはどのように違うのでしょうか。
本展では、高橋由一から現代の奈良美智や安藤正子、坂本夏子らまでも含めた油彩による具象絵画を通観することにより、近代以降の「洋画」の世界に迫ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年11月18日(金)~2016年12月18日(日)
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会場 |
愛知県美術館
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住所 | 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 500円(400円) 高校・大学生 300円(240円) 中学生以下無料
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TEL | 052-971-5511(代表) |
URL | https://www-art.aac.pref.aichi.jp/ |
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出展作品・関連画像IMAGES

高橋由一《不忍池》1880年頃 油彩、画布

小出楢重《蔬菜静物》1925年 油彩、画布

安井曽太郎《承徳喇嘛廟》1938年 油彩、画布

小林孝亘《Stairs》2008年 油彩、画布