この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
愛知県立芸術大学は1966年、東尾張丘陵地に創立されました。今年で50周年を迎えます。豊かな森に囲まれた環境のもと、美術や音楽の分野で才能ある若い芸術家たちが創作活動を行ってきました。芸大の森は、芸術家の卵たちの創造の源泉の役割を果たしてきたのです。
ヤマザキマザック美術館は2010年に愛知県名古屋市の都心部に開館し、今年で6周年を迎えます。18世紀から20世紀にいたるフランス絵画と19世紀末にフランスで花開いたアール・ヌーヴォーの家具やガラス作品を所蔵公開しています。
アール・ヌーヴォーの時代は森や自然からインスピレーションを受けた作品が次々と生み出されました。なかでも、この時代を代表するガラス作家エミール・ガレはとりわけ森を愛し、創造の源にしていました。ガレの工房の扉には「我が根源は森の奥にあり」という言葉が刻まれていたといいます。
「森のDNA 芸術は森からはじまる」と名づけられた本展タイトルには、出品作家たちの深い思い入れが込められています。彼らは近年の卒業生のなかでも活躍めざましい若手作家と教員で、いずれも自然や森から多くの影響やインスピレーションを受け、制作活動を行っています。
本展ではヤマザキマザック美術館のアール・ヌーヴォー展示室を神秘的な「森」に見立てた空間が生まれています。森は「恩恵、神秘、神、コスモス(宇宙)、やすらぎ、畏敬、驚き、異空間移動、継承」等のいくつかのセクションに分かれています。観覧者は様々な表情を持つ森のラビリンス(迷宮)へと誘われ、さながら旅人のように、過去から現在、未来へとさまよいながら作品を鑑賞することになります。
展示室は命をはぐくむ森のエネルギーに満たされ、古今の作家たちの創造世界が時空を越えて響きあっているのです。森のDNA―芸術をはぐくみ育てる森の魅力、その再発見の旅をどうぞお楽しみください。
◆ 出品作家
今尾泰三(いまお・たいぞう) 愛知県立芸術大学デザイン専攻准教授 本展プロデューサー
鈴木春香(すずき・はるか) 愛知県立芸術大学大学院デザイン領域研修生修了
河合真維(かわい・まい) 愛知県立芸術大学大学院デザイン領域修了
吉田達彦(よしだ・たつひこ) 愛知県立芸術大学大学院彫刻領域修了
森下友奈(もりした・ともな) 愛知県立芸術大学デザイン科卒業
エミール・ガレ、ルイ・マジョレル 他
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年11月18日(金)~2017年2月26日(日)
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会場 | ヤマザキマザック美術館 Google Map |
住所 | 愛知県名古屋市東区葵1-19-30 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 月曜日が祝日の場合は翌平日 年末年始(2016年12月29日~2017年1月5日) 展示替え期間(2017年2月27日~2017年3月1日) |
観覧料 | 一般 1,000円(10名様以上800円) 小・中・高生 500円 小学生未満無料
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TEL | 052-937-3737 |
URL | http://www.mazak-art.com |
ヤマザキマザック美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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