この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
大正初期、大きな転換期を迎えた日本の美術を、影ながら動かした知られざる人物がいます。和歌山市に生まれた北山清太郎(きたやませいたろう)(1888–1945)がその人です。
北山は、美術雑誌『現代の洋画』や『現代の美術』等を出版して西洋の美術を盛んに紹介するとともに、岸田劉生や木村荘八ら、若い洋画家たちの活動を、展覧会の開催やカタログの出版などを通して献身的に支えました。その篤い支援に感謝した画家たちは、北山をパリでファン・ゴッホら多くの若い画家たちを支援した、画材商のペール・タンギー(タンギー親爺)になぞらえて、「ペール北山」と呼びました。
今回の展覧会では、この北山の活動を手がかりに、大正期の日本を熱狂させた西洋美術と、それに影響を受けながら展開した近代日本の美術を同時に紹介することを試みます。当時の画家たちが、次々と流入する情報から西洋美術の何を学び取り、影響を受けながらもそれをどのように乗りこえ、自らの表現を作り上げるにいたったのか。大正という熱い時代の美術を、改めて検証します。
なお北山は、その後美術の世界からアニメーションの分野へ転身し、ちょうど100年前の1917(大正6)年に、初めてアニメーション作品を発表した日本人3人のひとりとなります。北山は、まさに「絵を動かす」人となったのです。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2016年11月19日(土)~2017年1月15日(日)
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|---|---|
| 会場 |
和歌山県立近代美術館
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| 住所 | 和歌山県和歌山市吹上1-4-14 |
| 時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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| 休館日 |
月曜日 1/9は開館し、翌1/10休館 年末年始(12/29~1/3) |
| 観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学生 800円(600円)
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| TEL | 073-436-8690 |
| URL | https://www.momaw.jp/ |
和歌山県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
ピエール=オーギュスト・ルノワール 泉による女 1914年 大原美術館蔵
フィンセント・ファン・ゴッホ 雪原で薪を集める人びと 1884年 吉野石膏株式会社蔵(山形美術館寄託)
ポール・セザンヌ 縞模様の服を着たセザンヌ夫人 1883-85年 横浜美術館蔵
クロード・モネ サルーテ運河 1908年 ポーラ美術館蔵
大下藤次郎 秋の海(小豆島) 1910年頃 田辺市立美術館蔵
ピエール・ボナール 葡萄を持つ女 1911-12年 宮崎県立美術館蔵
岸田劉生 黒き帽子の自画像 1914年
斎藤与里 水浴の女 1909年 加須市蔵
斎藤豊作 秋の色 1912年



