この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
和歌山県立近代美術館は、1970(昭和45)年11月、日本で5番目の国公立近代美術館として、和歌山県民文化会館の1階に開館しました。1963(昭和38)年から和歌山城二の丸跡で活動してきた和歌山県立美術館が、博物館と近代美術館に分かれたもので、両館とも、1994(平成6)年に黒川紀章の設計になる現在の建物に移転しました。
和歌山県立近代美術館では和歌山ゆかりの作家を中心に紹介と収集を行い、さらに扱う範囲を国外にも広げて、現在総数1万点を超える作品を収蔵するに至っています。コレクション展では、所蔵品を通じて幅広い美術の表現に接することのできるよう、季節ごとに展示を替え、その紹介を続けています。今回の展示では、インドに関連する作品を入り口に、秋から冬への季節感あふれる日本画、館蔵の名品、そして特集として田中恒子氏から寄贈のあった作品を紹介します。
和歌山県立近代美術館には多くの方々からの多様な作品の寄贈がありますが、田中恒子氏からの寄贈作品は特に異彩を放つものです。住居学の研究者であった田中氏は、丁寧な暮らしを提唱して多くの作品を収集。27歳で夭折した西田潤の作品《No.3-A 絶》を皮切りに、和歌山県立近代美術館に一括してコレクション寄贈の申し出があり、2009(平成21)年に展覧会『自宅から美術館へ』で紹介しました。その年度に寄贈のあった作品は819点でしたが、その後も続けて太田三郎の新作などを加え、現在までに1399点の寄贈を受けています。この展覧会ではその中から特に近年寄贈のあった作品を中心に、およそ150 点を紹介します。多彩な内容をぜひお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年10月8日(土)~2022年12月25日(日) |
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会場 |
和歌山県立近代美術館
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展示室 | 1階展示室A |
住所 | 和歌山県和歌山市吹上1-4-14 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 10月11日 ※ただし、10月10日は開館 |
観覧料 | 一般 350円 (270円) 大学生 240円 (180円)
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TEL | 073-436-8690 |
URL | https://www.momaw.jp/ |
和歌山県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

今中信一《金虎》2015 ガッシュ、麻布 和歌山県立近代美術館蔵

今村源《ダイ・カエル》2017 針金 和歌山県立近代美術館蔵

岩村遠《お家》2013 陶 和歌山県立近代美術館蔵

安藤榮作《狛犬》2018 木 和歌山県立近代美術館蔵

原田要《楕円の絵》2020 パネル、顔料、アクリル絵具 和歌山県立近代美術館蔵

西田潤《No.3-A 絶》2001 磁土、釉薬 和歌山県立近代美術館蔵

齊藤彩《[無題]》2004 油彩、紙 和歌山県立近代美術館蔵

関島寿子《#550 構造を持つ量塊IV》2009 クルミ樹皮、アケビ 和歌山県立近代美術館蔵

澤田真一《竜》2009 陶 和歌山県立近代美術館蔵